メッセージ。 - にゃー

# にゃー

「宇宙人は存在するか?」という設問に対して、最近のぼくの考えはこう。まず、「宇宙人」と「存在」の定義が曖昧で、とくに「存在するか」という部分について、正直なところぼくには答えられない。世界が「存在」するか、自分が「存在」するか、あなたが「存在」するか、ぼくには分からない。なにが「存在」し、何が「存在」しないのかも、皆目見当がつかない。それが答え。

そうすると、「いやいや、それはいいんだよ。普通それは当然私もあなたも世界も存在するという前提で話をしてるんだよ」となるだろう。そうした場合、ぼくの答えは「宇宙人は存在する」となる。だって、ぼくやあなたは存在してるんでしょう?ぼくやあなたは、宇宙人だよね?だったら、もう自明だよね。

そうすると、「いやいや、それはいいんだよ。普通それは、『我々以外の天体に生命が存在するか』という議論をしているんだよ」となる。そうした場合のぼくの答えとしては、「我々」がこの「宇宙」に「存在」している以上、それは存在しうるものであり、他の天体に生命が存在するかどうかは確率の問題である。確率の問題であふのであれば、この宇宙は相当広いことであるし、確率はゼロではない。つまり「存在する可能性がある」「存在しないとは断言できない」となる。

あるいは、ぼくらの持っている宇宙のモデルが、実際とは全然違って、本当は宇宙というものが存在しなかったり、存在の仕方が違うのかもしれない。そうした場合は、やはり設問に答えるにあたって、「宇宙」や「宇宙人」、「存在」の定義が合わないことには話が進まないことになると思う。

いずれにせよ、よくある前提に立ったときには、「宇宙人が存在するかしないか」という設問にはあまり意味がないだろう。それともこの質問は、宇宙人に会えると思うか?という問いなんだろうか。
2019-07-08 09:11:03 / ふじさわ / Comment: 0 / Trackback: 0

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