メッセージ。 - 言葉の重みを分かろうとする

# 言葉の重みを分かろうとする

Say::So? - 努力とかいいわけとか自戒をこめて
 思うに「言い訳をするな」は本人が本人に向かってのみいえることばで周りの人間が言うと傲慢でしかない(子供に対しては別)。周りの人間がせいぜいできることは「どうして言い訳するのか」と質問を重ねて本人に問題を気づかせることぐらいじゃないだろうか。別に聞いた人が問題を解決する必要はないし、理解することもない。ただ質問を重ねて問題を突き詰めれば、言い訳をする本人に現実を突きつけたり、にっちもさっちも行かなくなってしまっている人に余裕をあげたりすることはできるんじゃないかな。

うん。そう。この人はいいことを言うな。(「別に聞いた人が問題を解決する必要はないし……」以降はちょっと異論を持つけど)。

世の中には無責任な言葉が多いと思うんだよね。「努力しろ」とか「死ねばいいのに」とか、無責任に発せられる言葉を、無防備に受け容れないほうがいい。そういう言葉を受け取ったときは、いったん深呼吸して相手の目をじっと見てみる。あるいは、即座に反応せずに自分のペースで生活をし続けてみる。そうすることで、相手の言葉の重みや、責任感というものが分かると思うんだ。

「世の中には無責任な言葉が多い」というのは、1つの重要な知恵でね。よぅく肝に据えておいたほうがいい。それは、自分が必要以上に傷付かないために重要だし、「自分が無責任なことを言って誰かを傷付けていないか」とつねに確認するためにも重要だから。言葉を容易に受け容れないこと、言葉を軽々しく発しないこと。あまり語られていないけど、とても重要なこと。

あと、こういうことを言うと、嫌な人もいるかもしれないけど。実はね。誰かが発する無責任な言葉に反応しがちな人は、無責任なことを言ってしまいがちでもあるから、気を付けたほうがいい。誰かの無責任な言葉に反応しがちというのは、自分のペースを守れていないということなんだよね。自分のペースを守れない人は、誰かほかの人のペースも乱しがちなんだよ。

ペースを乱してしまうのが、一概に悪いとは言えないけど。でも、相手のペースを理解するのは良いことだと思うんだ。人間にはそれぞれペースがあって、そのペースでしか動けない。それを無理に変えようとしたら、大きな問題が起こる。これは、自分にも言えることだし、誰かほかの人についても言えること。自分のペースを大事にする人は、ほかの人のペースも大事にする。ペースというのは、リズムであり呼吸であり、生き方とさえ言えるかもしれない。そういうものを意識してみるのは大事だと思うんだ。
2007-01-17 08:10:38 / ふじさわ / Comment: 0 / Trackback: 0

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