メッセージ。 - にゃー

# にゃー

ぼくは、治療や健康の最終責任者は、結局本人だと考えている。医師は、どんなに頑張ったって、その手助けをすることまでしかできない。非常に限られた時間とリソースのなかで、やれることをやるだけだ。

医師や医療機関による医療行為は、技術的、精神的ケアであり、最終的な判断や執行は、本人にしかできない。それはもう、物理的な制約から当たり前のことだ。理知的な人なら誰だって分かる。

ただ、それなのになぜか、診療に関する情報が本人には伝えられない。結論だけが断片的に本人に伝えられ、判断する具体的な材料が与えられない。それはおかしいでしょう。

健康におけるプロジェクトマネジャー、最終責任者は本人だ。なのにその本人に、現場から重要な情報が上がってこないでは、まったくプロジェクトの推進が困難だ。

もちろん、世の中のすべてのプロジェクトマネージャーが優秀なわけではない。全部任せますという人もいるだろう。全体的な医療費の抑制や最適化、あるいは医師や患者保護の観点で、基準となるルールは必要だ。ただ、いまの形が最適で、なにも変える余地がないかといえば違うと思う。
2017-04-27 09:00:10 / ふじさわ / Comment: 0 / Trackback: 0

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