メッセージ。 - 一歩
# 一歩
たとえば「どもり」は、本人が気にすればするほどひどくなる。「いま自分はどもっているかもしれない」と気にしたり、「うまく話そう」と努力すればするほど、よけいにしゃべれなくなる。運動会の徒競走とか書道とかも、「うまくやろう」、「うまくやれるだろうか」と考えれば考えるほど、動けなくなる。ひとたび悪い方向に傾いたら、元のバランスに戻すのは難しい。
そういうときはどうすればいいか。ぼくは、なにも考えずにやってみるしかないと思っている。結果はどうでもいいと考るなら、あるいは破れかぶれにやれるなら、自然にそれは成されることも多い。そうして実際、ぼくらが身に付けてきたことの多くは、ある面で破れかぶれの連続で得られてきたものだ。安全地帯にとどまらず、転ぶかもしれないけど一歩を踏み出してきたこと。それがぼくらを、ここまで運んできた。
いまあらためて足元を見てみる。そこは安全地帯だろうか。また遠い先を眺めてみる。そこは危険地帯だろうか。ひとつ言えるのは、あなたがそこまで、無事に歩いてきたという事実だ。いいかい? あなたのその一歩一歩は、間違いなく安全なんてものではなかった。どうなるか分からない怖ろしい暗闇の中だった。でもあなたは、ここまで歩いてきた。
そういうときはどうすればいいか。ぼくは、なにも考えずにやってみるしかないと思っている。結果はどうでもいいと考るなら、あるいは破れかぶれにやれるなら、自然にそれは成されることも多い。そうして実際、ぼくらが身に付けてきたことの多くは、ある面で破れかぶれの連続で得られてきたものだ。安全地帯にとどまらず、転ぶかもしれないけど一歩を踏み出してきたこと。それがぼくらを、ここまで運んできた。
いまあらためて足元を見てみる。そこは安全地帯だろうか。また遠い先を眺めてみる。そこは危険地帯だろうか。ひとつ言えるのは、あなたがそこまで、無事に歩いてきたという事実だ。いいかい? あなたのその一歩一歩は、間違いなく安全なんてものではなかった。どうなるか分からない怖ろしい暗闇の中だった。でもあなたは、ここまで歩いてきた。
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