メッセージ。 - 日記

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 「読んでもらえれば分かります」。記者という職業にとって、これは「禁句」である。いくら素晴らしい内容の記事でも、読んでもらえなければ無価値。だから記者は、見出しに最大の努力を払わなければならない。読者が雑誌や新聞をめくって、パッと目に入ってくるのは見出しだからだ。記事レイアウトの見やすさ、図や写真の的確さも欠かせない要素だ。

よくもまぁ、こんな阿呆なことを書くよなぁ。「見た目」と「記事レイアウトの見やすさ、図や写真の的確さ」は別の問題じゃないか。前半と後半で論点のつながりがない適当な記事。記事全体から、欺瞞があふれだしているように感じる。そういう考えでいるから、その場だけウケがよかったり、キャッチーな絵が用意できたセンセーショナルな記事ばっかりになるんじゃないか。地味だけど周知が必要な記事をもくもくと作ることも大事。良い読者は、地味だけど価値があるような記事を見分けることができるし、そういう読者を増やさなければならない。メディアの役割とは何か? その場だけ読者を煽って、話題を提供して、楽しませればそれでよいのか? 読者を育てることが大事なんじゃないのか? なんのためにメディアは存在するのか? それがさっぱり抜け落ちてる。魚を与えるだけというのでは駄目だ。魚の釣り方を教えるような記事を書いてほしい。
2008-02-20 10:56:11 / ふじさわ / Comment: 0 / Trackback: 0

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