メッセージ。 - データを消してしまったときに感じたこと
# データを消してしまったときに感じたこと
ここで公開しているすべてのデータをオペミスで消してしまったとき、ぼくはそれほどショックを感じなかった。普通であれば、胸がドキドキと高鳴ったり、頭の中が熱くなってキーンと音が聞こえてきそうな状況だけど、不思議とぼくは落ち着いていた。
たとえて言うなら、「形あるものはすべて壊れる」とでも言うような。すべてのデータがなくなった兆候を示すメッセージ「No such file or directory.」を見ながら、ぼくの頭はまずこんなことを考えた。「一定の役割は果たした」と。
形はなくなっても、メッセージは生き続ける。ただちょっと、予想したよりも早くそのときが来ただけ。今からまた始めても同じこと。だからぼくは、全然悲しくなかったし、驚きさえなかった。最初は。ただ、少したってからちょっと思い直すことがあった。ぼくはいいけど、他の人には悪いことをしちゃったかな、と。
とくに、ぼくにはこの場所で待っている人がいるのだった。ナイーブな彼らが戻ってきたとき、なにもないこの場所はどう見えるだろうかと心配になった。それによく考えたら、失ったデータはもったいない。実は今回のデータ消失で、ぼくは過去2年分のメールも失ったと思われるのだけど、それはたいしたことがないとすぐに気付いた。
意外なことに、ぼくはここ数年大してメールをやり取りしていなかった。そしてメールに比べてもっと価値があり、もっとプライベートなものをWeb上に載せていたようだ。皆に読んでもらい、またお返ししてもらったメッセージの数々は、ぼくにとってこの数年のすべてだった。
そのすべては、形が残らなくとも自分の中に生きていて、まぁなくても問題ないと今も思える。でもまぁ、復旧できるならそれにこしたことがない。結果的には、ほぼ問題ないレベルまで戻ることができて良かった。
たとえて言うなら、「形あるものはすべて壊れる」とでも言うような。すべてのデータがなくなった兆候を示すメッセージ「No such file or directory.」を見ながら、ぼくの頭はまずこんなことを考えた。「一定の役割は果たした」と。
形はなくなっても、メッセージは生き続ける。ただちょっと、予想したよりも早くそのときが来ただけ。今からまた始めても同じこと。だからぼくは、全然悲しくなかったし、驚きさえなかった。最初は。ただ、少したってからちょっと思い直すことがあった。ぼくはいいけど、他の人には悪いことをしちゃったかな、と。
とくに、ぼくにはこの場所で待っている人がいるのだった。ナイーブな彼らが戻ってきたとき、なにもないこの場所はどう見えるだろうかと心配になった。それによく考えたら、失ったデータはもったいない。実は今回のデータ消失で、ぼくは過去2年分のメールも失ったと思われるのだけど、それはたいしたことがないとすぐに気付いた。
意外なことに、ぼくはここ数年大してメールをやり取りしていなかった。そしてメールに比べてもっと価値があり、もっとプライベートなものをWeb上に載せていたようだ。皆に読んでもらい、またお返ししてもらったメッセージの数々は、ぼくにとってこの数年のすべてだった。
そのすべては、形が残らなくとも自分の中に生きていて、まぁなくても問題ないと今も思える。でもまぁ、復旧できるならそれにこしたことがない。結果的には、ほぼ問題ないレベルまで戻ることができて良かった。
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