メッセージ。 - [日記] 足掻き、かぁ
# [日記] 足掻き、かぁ
伸びる選手、伸びない選手。何で分けますかと言われると、今の私ならこの足掻きで分けるでしょう。足掻けるやつが伸びるかどうかはわかりませんが、足掻けないやつは絶対にどこかで伸びなくなります。
物事を究める時に、途中で必ず自分をさらけ出し勝負しなければならない瞬間があります。自分のコンプレックスや、内側にあるどす黒いものと面と向かう瞬間です。
『これまでの人生で必死に隠してきた自らの醜い部分を世間に晒してもいいか。目的以外の一切のものを捨てる事ができるか』
こういう狭間に踏み込める選手が足掻ける選手です。足掻けない選手は、ここと面と向かいそうになるたびに何かでごまかして生きていきます。だから道の入り口から先に入る事ができないのです。
一見ここに踏み込むぞと演出している選手はいますが、実際に踏み込む人間はそんなに騒ぎ立てません。心の中で入り口でそっと靴を脱ぎ、静かに一歩を踏み出していきます。ただ眼だけには唯一その日から何かが宿ります。
自分はこのところ、ひどい悪足掻きをしているから、勇気づけられる。けど、ぼくの場合は足掻くといっても、レベルが低いような気がしてしんどい。自分にいったい何ができるのか、そこの部分が大きく揺さぶられている。具体的には、「ぼくはプログラミングが得意ではない、新しい技術に飛び付くタイプでもない」という事実だ。かといって、ほかの何かが得意でできるか?と問われると、答えにくい。
でも結局のところ、ぼくにとって最も長いキャリアはプログラミング関連なわけで、だからこの分野で足掻くしかないという状況につながっている。とにかくぼくは足掻いている、足掻くしかないのだけど、この足掻きが為末さんの言うような良いものだと楽観視することはできない(そうすべきではない)。また自分は、まさしく「一見ここに踏み込むぞと演出している選手」になりがちで弱い。
というかまぁ、いずれにせよ、今はこういう言葉に囚われないほうがいいんだろうな…。ぼくは今、底辺で這い回っている。それだけが事実だ。
Comment
Trackback