メッセージ。 - にゃー
# にゃー
PROSとCONSを挙げろっていわれて表を作りはじめるんだけど、いっつも途中でモヤモヤしちゃうんだよなぁ。たとえばごはんとパンを比べてごはんのPROS/CONSを作るとする。
ごはんのPROSは
1. 腹持ちがする
2. おにぎりにすると冷めてもおいしい
3. 一度炊いておけば色んなおかずと組み合わせできる
4. 小麦アレルギーの人でも食べられる
5. 国内自給できる
6. お米の状態であれば保存が効く
みたいなPROSリストができあがる。ここまではいいんだけど、次にCONSを書こうとしたときが問題で
ごはんのCONSは
1. 値段が高い
2. 調理に時間がかかる
3. 食べ終わったあとの洗い物が多い
のようになる。今回はごはんとパンを比べているので「ごはんのPROS」はイコール「パンのCONS」になるし、「ごはんのCONS」はイコール「パンのPROS」になる。つまり「ごはんのPROSってなんだろうなぁ?」と考えているとき、人間は「パンのCONS」のことを考えているし逆のこともしかりだ。
つまり、「ごはんのPROS」をリストアップしようと頭を捻らせているときには、つねに「パンのCONS」にも逆のことを書きたくなってしまう、でも同じことを2箇所に書くのは無駄なことだし、じゃあどっちかだけに書くとしてどっちに書くべき?という揺り返しがつねに起きてしまう。
それならば「ごはんのPROS」として「腹持ちがする」とかリストアップするのではなくて、「腹持ちがするか?:Yes/No」とか「腹持ちがするか?→3:2でごはんのほうが腹持ちする」のように評価したほうが良い。
つまり、PROSのリスト、CONSのリストを分けるのではなく、「比較の観点→結果」で1つのリストにするほうがスッキリするし、ついでに数値評価もできるメリットが出てくる。
これが「ごはんvsパン」のように「AかBか」ではなく「ごはんvsほかの主食類」というお題だったらPROS/CONSの2つのリストに分割するほうが良いケースも出てくるのかもしれないけど、しかし「ごはんvsほかの主食類オールスターズでPROS/CONS」とかvsをなくして「とにかくごはんのPROS/CONS」みたいになってくると、一概に「これがPROSだ」とか「CONSだ」と言い切れる要素がなくなってくると思われるのでやはりPROS/CONSは機能しないのではないか。
それとPROS/CONSにはほかにも問題があって、それは「ある条件のときはこちらのほうが良い」というPROS/CONSが出てくることだ。たとえばごはんvsパンの例でいうと「おにぎりにすると冷めてもおいしい」のようなケース。
「xxならばyyなのでPROS」のような記述を許してしまうと、でもxxが起こる頻度は十分低いから実用上無視できるよね?とか、「CONS側でもxxならばzzというメリットがある」などといった補足がたくさん出てきて収集がつかなくなる。「xxならば」の部分は要するに「目的や利用方法」なのでPROS/CONSでリストすべき「対象の特徴」とクロスする要素である。なのでPROS/CONSには収まりきらない。
また、似たようなケースで「xxxはCONSなんだけどyyyという補強をしてあげれば問題ではなくなる」とか「xxxはzzzといった条件でだけ問題になるのでzzzが起こらなくすればよい」といったPDCAのCAにあたる部分を記載したくなったときにPROS/CONSリストはどうしたら良いか分からなくなるという問題もある。人間というのは課題を分析しているときに対策のことも考えてしまう生き物だし、分析時にはやらないとしても、どうせ別のタイミングでは対策検討もするのだ。そのとき結局対策をどう記載するのか。
以上のような問題から、PROS/CONSリストを作ってもまとまらなくなってしまう(少なくともぼくは)。PROS/CONSというフォーマット自体が良くないと思う。
ごはんのPROSは
1. 腹持ちがする
2. おにぎりにすると冷めてもおいしい
3. 一度炊いておけば色んなおかずと組み合わせできる
4. 小麦アレルギーの人でも食べられる
5. 国内自給できる
6. お米の状態であれば保存が効く
みたいなPROSリストができあがる。ここまではいいんだけど、次にCONSを書こうとしたときが問題で
ごはんのCONSは
1. 値段が高い
2. 調理に時間がかかる
3. 食べ終わったあとの洗い物が多い
のようになる。今回はごはんとパンを比べているので「ごはんのPROS」はイコール「パンのCONS」になるし、「ごはんのCONS」はイコール「パンのPROS」になる。つまり「ごはんのPROSってなんだろうなぁ?」と考えているとき、人間は「パンのCONS」のことを考えているし逆のこともしかりだ。
つまり、「ごはんのPROS」をリストアップしようと頭を捻らせているときには、つねに「パンのCONS」にも逆のことを書きたくなってしまう、でも同じことを2箇所に書くのは無駄なことだし、じゃあどっちかだけに書くとしてどっちに書くべき?という揺り返しがつねに起きてしまう。
それならば「ごはんのPROS」として「腹持ちがする」とかリストアップするのではなくて、「腹持ちがするか?:Yes/No」とか「腹持ちがするか?→3:2でごはんのほうが腹持ちする」のように評価したほうが良い。
つまり、PROSのリスト、CONSのリストを分けるのではなく、「比較の観点→結果」で1つのリストにするほうがスッキリするし、ついでに数値評価もできるメリットが出てくる。
これが「ごはんvsパン」のように「AかBか」ではなく「ごはんvsほかの主食類」というお題だったらPROS/CONSの2つのリストに分割するほうが良いケースも出てくるのかもしれないけど、しかし「ごはんvsほかの主食類オールスターズでPROS/CONS」とかvsをなくして「とにかくごはんのPROS/CONS」みたいになってくると、一概に「これがPROSだ」とか「CONSだ」と言い切れる要素がなくなってくると思われるのでやはりPROS/CONSは機能しないのではないか。
それとPROS/CONSにはほかにも問題があって、それは「ある条件のときはこちらのほうが良い」というPROS/CONSが出てくることだ。たとえばごはんvsパンの例でいうと「おにぎりにすると冷めてもおいしい」のようなケース。
「xxならばyyなのでPROS」のような記述を許してしまうと、でもxxが起こる頻度は十分低いから実用上無視できるよね?とか、「CONS側でもxxならばzzというメリットがある」などといった補足がたくさん出てきて収集がつかなくなる。「xxならば」の部分は要するに「目的や利用方法」なのでPROS/CONSでリストすべき「対象の特徴」とクロスする要素である。なのでPROS/CONSには収まりきらない。
また、似たようなケースで「xxxはCONSなんだけどyyyという補強をしてあげれば問題ではなくなる」とか「xxxはzzzといった条件でだけ問題になるのでzzzが起こらなくすればよい」といったPDCAのCAにあたる部分を記載したくなったときにPROS/CONSリストはどうしたら良いか分からなくなるという問題もある。人間というのは課題を分析しているときに対策のことも考えてしまう生き物だし、分析時にはやらないとしても、どうせ別のタイミングでは対策検討もするのだ。そのとき結局対策をどう記載するのか。
以上のような問題から、PROS/CONSリストを作ってもまとまらなくなってしまう(少なくともぼくは)。PROS/CONSというフォーマット自体が良くないと思う。
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