メッセージ。 - diary
2004-10-12
# 日本人にとっての美しさ
「はてなダイアリー - かげきな奥さん」(http://d.hatena.ne.jp/maki_26/20041011#p1)
まぁ同意。でも詰めが甘いっすね。この国では、美しくなることより場になじむことのほうが尊重される。それはこの国の文化基盤からしてそう。行儀良くふるまうより、みなと同じようにワルぶる。健康であることを誇るよりも、あそこが病んでいるここも悪いと不健康を自慢する。そういう方法で和を保っている側面がある。でしゃばらないことに「美」を見出す文化。普通であること、他者より優れていない(ように少なくとも見せる)ことが(少なくとも見かけ上)大事だと、ぼくもあなたも思ってるよね?
絶対的評価軸を持ち出して「美しくなれ」なんて教育を、普段から首尾一貫してしているならいいけど、あるときだけ手の平を返したように(絶対的評価軸に対して)「美しくなれ」というのは無茶なんじゃないかな。あるいは「美しさ」というものについての掘り下げを、もっとしたほうがいいんじゃないのかな。ほかの日記とかは読んでないので、この方の哲学をまだよく理解しておりませんが。
cf. http://nnri.dip.jp/~yf/cgi-bin/yaswiki2.cgi?id=1016&op=idaccess
この方に対してでなく、そういった思想に対する老婆心からの言葉です。
みんなが履いてるから紺のハイソックス、みんなが履いてるから短いスカート、みんながやってるから制服のリボンをゆるゆるに締める、みんながやってるからズボンをずりさげる…結局みんなと同じにしないと怖いのだろう。しかし、やはり「見苦しい」ものは見せるべきではない。制服はきちんと着てこそ美しいし、体育すわりをするときは足をぴたっとくっつけていれば見苦しくない。みんなと違ったっていいじゃない。そうすれば「美しくなれる」のだから。
まぁ同意。でも詰めが甘いっすね。この国では、美しくなることより場になじむことのほうが尊重される。それはこの国の文化基盤からしてそう。行儀良くふるまうより、みなと同じようにワルぶる。健康であることを誇るよりも、あそこが病んでいるここも悪いと不健康を自慢する。そういう方法で和を保っている側面がある。でしゃばらないことに「美」を見出す文化。普通であること、他者より優れていない(ように少なくとも見せる)ことが(少なくとも見かけ上)大事だと、ぼくもあなたも思ってるよね?
絶対的評価軸を持ち出して「美しくなれ」なんて教育を、普段から首尾一貫してしているならいいけど、あるときだけ手の平を返したように(絶対的評価軸に対して)「美しくなれ」というのは無茶なんじゃないかな。あるいは「美しさ」というものについての掘り下げを、もっとしたほうがいいんじゃないのかな。ほかの日記とかは読んでないので、この方の哲学をまだよく理解しておりませんが。
cf. http://nnri.dip.jp/~yf/cgi-bin/yaswiki2.cgi?id=1016&op=idaccess
この方に対してでなく、そういった思想に対する老婆心からの言葉です。
# ニコラスの旅
また人狼BBSに参加してます。
今度は旅人ニコラス。ゲームを盛り上げるために、RP(ロールプレイング)重視です。ニコラスの人物像を旅の詩人、または民俗史研究家と設定。毎日一篇ずつ、旅の記録というかポエムを書き綴っています(イタい)。
ところが、何の因果かニコラスは、共有者の宿命を背負ってしまいます。もう一人の共有者を知ることのできる「能力」を持つ、共有者。シロの可能性が高いということで、ニコラスは図らずも、村の議論のまとめ役に祭り上げられてしまいます。
もちろん、まとめ役は楽なものではありません。村の意見を公平に取り上げ、その日の占い対象と、処刑対象を決定しなければならないからです。つらい決定に苦悶するニコラス。村のために十字架を背負う神父。人狼の矢面に立つ占い師、霊能者。友情と疑惑が交錯する中、一人また一人と、天へ召されてゆきます。
そんな極限状態の続くある日。ニコラスは少女リーザの美しい瞳に魅かれ、この子だけは助けてやりたいと心秘かに願うように…。
(続く?)
今度は旅人ニコラス。ゲームを盛り上げるために、RP(ロールプレイング)重視です。ニコラスの人物像を旅の詩人、または民俗史研究家と設定。毎日一篇ずつ、旅の記録というかポエムを書き綴っています(イタい)。
ところが、何の因果かニコラスは、共有者の宿命を背負ってしまいます。もう一人の共有者を知ることのできる「能力」を持つ、共有者。シロの可能性が高いということで、ニコラスは図らずも、村の議論のまとめ役に祭り上げられてしまいます。
もちろん、まとめ役は楽なものではありません。村の意見を公平に取り上げ、その日の占い対象と、処刑対象を決定しなければならないからです。つらい決定に苦悶するニコラス。村のために十字架を背負う神父。人狼の矢面に立つ占い師、霊能者。友情と疑惑が交錯する中、一人また一人と、天へ召されてゆきます。
そんな極限状態の続くある日。ニコラスは少女リーザの美しい瞳に魅かれ、この子だけは助けてやりたいと心秘かに願うように…。
(続く?)
# スウィングガールズ
三連休の三日目。『スウィングガールズ』を見てきた。
感想は、「んー、まぁまぁ」といったところ。期待が大きすぎたのかもしれない。
良いと評されていた女の子たちの表情。ずっとそれを、身構えて待っていた。でもそれって、十分な感情移入が前提条件として必要なんだよね。
ぼくはそれを、戸惑いの中で保留した。セーラー服の女の子に、そんな簡単に感情移入するわけにはいかない。悲しいけれど、それがぼくの立場。ジャズ、セーラー服、女の子、脚本。ぼくはそのどれからも祝福されない。外にいる人間だ。
外にいる人間を、中に引き込む「何か」。そういうものがもっとあっても良かったのかなぁと思う。でもまぁ、それなりに面白かったけどね。
感想は、「んー、まぁまぁ」といったところ。期待が大きすぎたのかもしれない。
良いと評されていた女の子たちの表情。ずっとそれを、身構えて待っていた。でもそれって、十分な感情移入が前提条件として必要なんだよね。
ぼくはそれを、戸惑いの中で保留した。セーラー服の女の子に、そんな簡単に感情移入するわけにはいかない。悲しいけれど、それがぼくの立場。ジャズ、セーラー服、女の子、脚本。ぼくはそのどれからも祝福されない。外にいる人間だ。
外にいる人間を、中に引き込む「何か」。そういうものがもっとあっても良かったのかなぁと思う。でもまぁ、それなりに面白かったけどね。
2004-10-08
# 豊かさって何だろね。
「はてなダイアリー - こくぼ@猫のはなし」(http://d.hatena.ne.jp/coolstyle/20040920#p3)
結局、産業の発達では豊かさは測れないんだろうな。ビルの高さや衣服の綺麗さ、洗練された雰囲気は、実は豊かさとは何の関係もないんじゃないだろうか。人が生き生きとしていなければ、それらに何の意味があるんだろうか。
…っていうか、そもそも「豊か」なんて言葉は普段使わない。いったいいつから「豊か」=「幸せ」ってことになったんだろう。身に付かない言葉で身の幸せを表現するなんて、そんなのは陳腐なんじゃないかな。
たとえばぼくにとっては、寝るときに「おやすみ」って言い合って寝て、朝起きたら「おはよう」って言い合って起きて。うれしいときには「うれしいね」って、綺麗なものを見たら「綺麗だね、本当にね」って。そういうのが一番うれしいことのように思うのだけど。
非先進国から見れば、日本という国は産業の発達した豊かな国に見えるのだろうか。ぼくはまだ外国に行ったことがないのでよくわからないのだけど、いくつかの媒体を通してそういう情報を目にすることがある。日本が実際に豊かな国なのかどうかは、居住している日本国民ならちょっと考えればわかるものだ。毎日自殺者だけで何人も死人が出る国が豊かなはずがない。
結局、産業の発達では豊かさは測れないんだろうな。ビルの高さや衣服の綺麗さ、洗練された雰囲気は、実は豊かさとは何の関係もないんじゃないだろうか。人が生き生きとしていなければ、それらに何の意味があるんだろうか。
…っていうか、そもそも「豊か」なんて言葉は普段使わない。いったいいつから「豊か」=「幸せ」ってことになったんだろう。身に付かない言葉で身の幸せを表現するなんて、そんなのは陳腐なんじゃないかな。
たとえばぼくにとっては、寝るときに「おやすみ」って言い合って寝て、朝起きたら「おはよう」って言い合って起きて。うれしいときには「うれしいね」って、綺麗なものを見たら「綺麗だね、本当にね」って。そういうのが一番うれしいことのように思うのだけど。
2004-10-07
# やっぱそういう人になりたいっすね。
「—悪口を言わせない方法」(http://sakon.sytes.net/~yun/zaregoto/waruguti.html)
本当だよなぁって思う。その人の話を聞いていると、場がパッと明るくなるような。まるで自分が空を飛べるような。そういう風に感じさせてくれる人だっているもの。
経由地:「自分〆モ」(http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Gaien/6602/0409.html)
ということで、リーダーシップのある人というのは、人を誉めるのが上手い人だと思います。人に感謝することを知っていて、人の能力を公平に評価し認めることの出来る人。本当に仕事の出来る人って、許容範囲の広さとか、包容力がある人なのかもしれないですね。
本当だよなぁって思う。その人の話を聞いていると、場がパッと明るくなるような。まるで自分が空を飛べるような。そういう風に感じさせてくれる人だっているもの。
経由地:「自分〆モ」(http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Gaien/6602/0409.html)