メッセージ。 - diary

2006-04-10

# チーズは腐っているか?

あー。分かりにくかったかなぁ。
えーと、あれと同じだよ。チーズ。
チーズを腐っているという人はあまりいない。
でも、チーズもなにかが発酵してできていることに変わりはない。

「腐る」の定義って、食物が発酵して食べられなくなることを言うんだよね。
でも一方で、発酵しても食べられるものがあるわけで。チーズとか納豆とか。
結局人間は、自分にとって役立つかどうかで、
腐ってるか腐ってないかという判断をしている。

でもそういう考え方ってつまらないと思うんだよね。
自分にとって役立たないものも、誰かにあげれば役立つかもしれないし、
使い方を変えれば、何かの用をなす可能性がある。
その可能性をね。そう簡単に切り捨てなさんなよと。

「自分」というものに固執して、
すぐに結論を得ようとしたら、何かを失うことになりますよ。
食べ物が腐るわけじゃないのです。
自分というものが、食べ物を腐らせている。
自分というものが、世界を腐らせている。

ときにはすぐ結論が必要なときもあるけど、
でも、そうじゃない場合もあるし、やり方もあるよね。
ある一面から見てダメならば、別の面から見ればいい。

一面から物事を見て、すぐ結論を得ることにも合理性がある。
それにやり方は人それぞれだから、そういうやり方も否定はしない。
だけど、最後の最後まで一面からしか物事を見ないのでは、いけないと思う。
最後の最後になったとき、チーズは腐っているかと考えてみてほしい。
2006-04-10 03:48:49 / ふじさわ / Comment: 2 / Trackback: 0

# 「裏切り」という言葉、ぼくは好きじゃないな

「裏切り」という言葉、ぼくは好きじゃないな。

だって、裏とか表とか、そんなものは自分の心の中にしか存在しないものだから。
何かを裏切りだと指摘する背景には、「○○はこういうものだ」という先入観がある。
相手がその先入観に反したときに、それを「裏」だと指摘してしまうということは、
「自分が見える範囲が表であり、それ以外は裏である。
そして、○○はその表以外の面を持ってはいけない」という世界認識にほかならない。

だけど、○○にとっての表がどこであるかは、
○○が決めることであって他人が決めることじゃない。

「裏切り」という言葉を吐く主体は、
「○○は××であってほしい」という個人的な願望を相手に押し付けていながら、
その願望が個人的なものであるということに、気付いていない。あまりにも無自覚だ。
その世界認識は非常に危険で、悲しいものだとぼくは思う。

この世の中に、裏切りなどというものは存在しない。
裏切りが存在するのは、「表という自分」を完全肯定してしまったときだけだ。
そして、「表という自分」を完全肯定するということは、
自分以外の者に裏を持つことを許さないことであり、
自分以外を完全否定するという世界観である。
2006-04-10 03:16:56 / ふじさわ / Comment: 0 / Trackback: 0

2006-04-07

# 「帯域は誰のもの?」問題についての妄想

ちょっと遅めのレスポンス。GyaOなんかに端を発する「帯域は誰のもの?」問題でふと思ったのだけど。

それこそP2P技術を使えばええんちゃうの? プロバイダやキャリアがP2Pノードを起ち上げて、配信される動画をキャッシュすれば、少なくとも定型の動画配信については、キャリアと上位ノードとの間で帯域消費をかなり抑えられる。(これで回線への設備投資も抑えられる)。

で、キャリア(NTTなりYahoo! BBなり)は自分のところより下位(つまりお客さんとの間)を太くしたりしてサービスレベルを気にすればええでしょ?と。そうすればキャリアは、「ウチはええよー。下位、つまりお客さんとの間を太くしてるし、キャッシュサーバーの調子も良好よー」とアピールでき、上位を太くするより設備投資も少なくできるような気がする。

さて、もう一段妄想のステップを上げてみる。

インフラただ乗り論というのは、「たくさん使っている人もちょっとしか使ってない人も同じ料金しか払ってなくて、ちょっとしか使ってない人が損をする」という問題だよねぇ。で、いまは「たくさん使っている人にたくさんお金を払ってもらおう」という意見が出ていると。

ここで逆に、「たくさん使っている人にたくさんお金を払ってもらう」のではなくて、たくさん使っている人に、たくさん設備を供出してもらう。地理的に近くにいる人のためのキャッシュサーバーの役をしてもらう」とかすればいいんじゃなかろうか。

で、各ユーザーと各地域拠点との間で帯域制御をしてしまう。こうすれば、ちょっとしか使わない人は快適だし、たくさん使う人も近くにキャッシュしてくれるホストがいさえすれば快適に使える(近くにキャッシュサーバーがいなければ、自分がそれを負担する)。

つまりP2Pですよ。P2Pというのは要するに、「誰か1人が頑張るんじゃなくて皆でそれを肩代りするシステム」ということだから。 動画みたいな定型データを配信するのに、いまの仕組みでは、サーバーとクライアントの間で同じデータを何度も何度も行き来させるので効率が悪い。

この問題に対して、真正面から解決しようと回線と設備を増やすのは、バランスが良くないんじゃない? つまり、動画の需要が今後増えるペースを考えて、それに見合うよう上位の回線/設備容量を増やすのはかなりしんどいだろう。いまの何倍にも回線容量と設備を増やさなければいけなくて、どのみち破綻するのではないか。

だったら、そうするよりはP2Pのほうが現実的だし、インターネットの本質に合っている気がする。P2P方式でユーザーに設備と回線を供出してもらえるのなら、動画の需要が増えたとしても、回線と設備への負担は比較的抑えられるはず。オーダーがだいぶ抑えられるんじゃないかと。どうなんでしょ? 素人の妄想だし、いまいちまとまってないけど、アップしちゃいますよー。
2006-04-07 17:57:54 / ふじさわ / Comment: 2 / Trackback: 0

# 意味不明日記

1分の差で日経ソフトウエアさんに負けた。笑っちゃうね。愉快ゆかい。

# 一応リンクも貼っとこう。http://d.hatena.ne.jp/sumii/20060407/1144366189#c
2006-04-07 12:59:04 / ふじさわ / Comment: 0 / Trackback: 0

# w3m 0.5.1の、async/改行コードパッチ版Zaurusパッケージを作りました

w3m 0.5.1にasync(非同期)パッチを当て、Zaurus用のパッケージを作ってみました。もしよければ使ってみてください(以前話題になった、mixiや人狼BBSなどで改行がなくなってしまう問題へのパッチも当たっています)。
ちょっと使った限り、asyncパッチが当たっているほうが便利っぽいですね。AIR-EDGEなど回線が細い状況で、データ取得を裏で走らせつつ別のページを見たり、という使い方ができるようです。
利用するさいは、次の2つのファイルをインストールしてください。

http://nnri.dip.jp/~yf/download/w3m_0.5.1-cr-async-1_arm.ipk
http://nnri.dip.jp/~yf/download/gc_6.7-1_arm.ipk
2006-04-07 03:02:50 / ふじさわ / Comment: 0 / Trackback: 0

2006-04-06

# 「Suddenly the Dungeon Collapsed」

先日、いつものように「さーてパソコン遊びしよっ」とZaurusの端末を開いて焦った。画面に「Suddenly the Dungeon Collapsed」という文字が表示され、GNU Screenが落ちるなど見慣れない状況になっていたのだ。「すわクラックを受けたか?」と一生懸命ググってみるのだけど、なかなか検索に引っかからない。一応分かったのは、NetHackというゲームで表示されるメッセージみたいだということぐらい。

それで、思案したあげくGNU Screenのソースコードをgrepすると、このメッセージが引っかかるじゃないですか。ある条件でScreenが異常終了したときに出るみたいね。ということでまぁ一安心だったんだけど、これを機にセキュリティの見直しをすることにしました。みなさんもお気を付けて〜。
# 書いてて思ったんだけど、異常終了した原因はもっと追求すべきだったのかもしれない。
2006-04-06 10:56:40 / ふじさわ / Comment: 0 / Trackback: 0

2006-04-05

# なんの話だったっけ? という話。

 
 私はきっと、恵まれない容姿の人がその恵まれなさから謙虚になる事を、無意識のうちに望んでしまっている。謙虚というのはつまり、その人が容姿や容姿の優劣が大きく関わる事柄(とくに恋愛やセックス)について堂々と表現・発言しない事、だ。そしてその謙虚さの欠如を、私は「恥ずかしい」と思ってしまう。直接的ではないにしろ、謙虚さも表現の中に込めてくれと願ってしまう。

分かるような分からないような。でもなにか、核心を突いているような気がしたのでメモ。

このことをあれこれ考えてみて、ひとつ思い付いたのは「海外ではお年寄りも水着を来て海辺で遊ぶ」という話。日本では、若いモン以外が海辺で、しかも水着着て遊ぶということが許されない雰囲気がある気がする。みっともないというか。そんなの見たくないというか。

潔癖性なのかなぁ。なにかすごく、日本人というのは「○○でなければいけない」というのに猛進しやすい気がする。枠からはみ出ることにすごく嫌悪感を持つというか。水着の似合う人しか水着姿を見せちゃいかんという雰囲気があるのはなんでなんだろう?

逆にグラビアアイドルなんかは、年がら年中水着で雑誌の表紙を飾っている。お年寄りが水着で海辺にいることに目をふさぎ、アイドルが真冬に水着でニッコリ笑ってることを歓迎する。なんなんだろう。多くの人は「なぜ水着?」とは考えない。「なぜこの雑誌は、毎月まいつき表紙に水着の女の子を載せるのか」。

そのほうが売れるだろうから? まぁそうなんだろうけど。でも立ち止まってよく考えると、そこには本質的なものがなにもない。美学というものが感じられない。そりゃあ水着の女の子が載ってたら見るけど、でもなにか、こう、それを見てグッとくるときなんてほとんどない。

水着といえば昔、ある女子プロレスラーの付き人が面白いエピソードを話していたなぁ。なんでもその女子プロレスの選手、対戦相手がどんな格好でリングに上がるかをすごく気にしていたらしい。選手はお付きの若いモンに毎度、「今日の対戦相手の○○が、どんな水着を着てくるか偵察してこい」と指示していたとかなんとか。相手の格好に合わせて、自分が着るものを変えるのだ。

なんか、この話を聞いたときは衝撃だったなぁ。プロレスという、かなり非現実的な舞台、しかも女が女であることをなかば捨てるイメージがあるその場へ、お洒落という日常を持ち込む。なにが彼女をそうさせるのか。まったく想像の埒外だった。それと、水着。あれはやっぱり、水着なのかという衝撃。なにかもっと、特別なものだと思っていたのに。想像してみるだに、ぼくにはできない。何か特別なものを身に着けて、リングに上がるのなら分かる。しかしそれは、単なる水着なのだ。
2006-04-05 03:04:06 / ふじさわ / Comment: 0 / Trackback: 0

# Gauche 0.8.6のZaurus用パッケージ

Gauche 0.8.6のZaurus用パッケージを作りました。
もしかしてご入用の方がいらっしゃればどうぞ。
「--enable-threads=pthreads --enable-multibyte=euc-jp」でコンパイルしています。また、一応http://nnri.dip.jp/~yf/momoka.cgi?op=readmsg&id=1035でhirofummyさんからいただいたパッチが当たっています。「make test」は浮動小数点だけ通らないんだっけかな?
2006-04-05 01:47:30 / ふじさわ / Comment: 2 / Trackback: 0

2006-04-03

# どーでもいい話、または業務連絡

ううう。ここ3日ほど、仕事でテンパっておりました。とりあえず終わったので、帰って寝ます……。
# こういうのは日記に書くべきか悩むなぁ。
2006-04-03 21:44:25 / ふじさわ / Comment: 0 / Trackback: 0
recent days<< | >>old days