メッセージ。 - diary

2006-04-01

# すべての事実には嘘が含まれ、すべての嘘には事実が含まれる

嘘を含まぬ事実はないし、事実を含まぬ嘘はない。
2006-04-01 16:20:48 / ふじさわ / Comment: 0 / Trackback: 0

# 「Hello World」は美しいか?

 
 HelloWorldは、プログラミングを知っている者がまだ知らないプログラミング言語を習うときには十分な意味を持つが、プログラミングを知らない者が初めてプログラミング言語を習うときにはまったく不十分である。プログラミングの入門にはコンピュータ特有の動作を理解するための例題、例えば数値演算やループなどが不可欠である。helloと書いてhelloと出るならテキストでもHTMLでもできる。1+2と書いて3と出るとか、「helloと3回出力せよ」と書いてhello hello helloと出るならコンピュータ的である。

ああ、これはまったくそのとおりだなぁ。コンピュータ的というのは、挺子の原理が働くってことだよね。ぼくには、「Hello, World」よりも「hello hello hello」のほうが、断然輝いて見える。これこそが美しさだと思うんだよね。こういう問題があることに気づき、解決策を提示できることがまた美しい。ハッカーというのは、この美しさを探究する人なんだよ。きっと。
2006-04-01 16:14:37 / ふじさわ / Comment: 0 / Trackback: 0

2006-03-31

# どーでもええことで盛り上がるのはなんで?

どうでもいい話。

民主党のドタバタを見てると、オウム真理教のことを思い出すのはぼくだけ?
なんつーか、「なんでそこでサリンなんか撒くかなぁ」という感じ。警察の目を撹乱するとかって、そんなことで撹乱なんかされない気がするんだよね。世界征服を狙う悪の軍団が、幼稚園のバスを襲う的な。

なんかこう、悪いことするにしても、もうちょっとちゃんとやろうよ。「まさかなぁ。裏の裏は表作戦?」と勘繰りたくなるけど、違うみたいなんだよね。そんなんでうまくいくはずないやん。「なんでや! そんなんでええのん?」と言いたくなる。もっとこう……、大人って……、ちゃんとしてるもんじゃなかったんですかっ!?

民主党にしても別にメールがどうとかじゃなくて、「どーでもええやん」的なことに一生懸命なりすぎな気がするんだよなぁ。「メールにせもんやった? あースマンスマンワッハッハ」でええやん。選挙のときも、「民主党が与党になれば」って、もうそんなありえない話から始めるのやめようや。話になりませんわ。
2006-03-31 20:57:28 / ふじさわ / Comment: 0 / Trackback: 0

# マウスホイールを回すと写真がぱらぱら切り替わるインタフェース

マウスホイールを回すと写真がぱらぱら切り替わりますとのこと。ふぅーん。これは面白いね。これなら、映像技術に疎い人でも簡単に作れそうだし、いろんな編集もしやすそう。画面にエフェクトかけたりとか。すごくいいハックのような気がしてきた。

作者さんによる解説
2006-03-31 14:27:48 / ふじさわ / Comment: 0 / Trackback: 0

2006-03-30

# なにかを表現することのむずかしさ

仕事が火を吹いているので、簡単にメモを。(いや、日記書いとらんで仕事しろという説もあるけど)

うちの部署の若いもんが、「○○はまだ若い技術なので」と話していたのが気になった。
ぼくも少し前までそう思っていたのだけど、オフ会などで偉い人に会ううちに、「○○は若い技術じゃないよ」とたしなめられることがあったからだ。「いや、昔からあるよ。オレは2年ぐらい前から使ってるよ」という感じで。

それでまぁ、ぼくも若いもんに一言教えてあげようかなぁと思ったのだけどね。
でも、そんなの教えても意味ないかなぁとふと思った。
上には上がいるというか、自分より知っている人がいるとか、そういうことを教えてどうなる?
そんなこと言いはじめると、若いもんは何も言えなくなるかもしれない。

逆に考えてみる。
○○の歴史が今後も長く長く続くなら、いまはまだ若いと言えるかもしれない。

若いとか知ってるとか良いとか悪いとか、そういう表現は難しい。
正しくもあり間違いでもありうる。
いろんな言葉や表現が、そういう難しさを秘めているなぁと思った。
だからといって、あなたは何も言うな、自分は何も言えないというわけじゃない。
それでも言わざるをえない。表現せざるをえない。
人間というのは何かを表現せざるをえない。

要は、「そういうことを肚に据えて、ものごとを言っているか」ということなんじゃないかなぁ。
あることを表現しようとしたとき、一面から見ただけでは完全でない。
別の面から見たら、何か違うものが見えることはよくある。
だからできるだけ多面的にものごとを見るほうがよいのだ。
一生懸命いろんな面からものごとを見て、それで表現して、
それでも足りないのが表現なんだろう。

そうすると、ここでたぶん一番問題になるのは「オレが」という感覚だ。
その感覚が表現にへばり付いてしまうと、ものごとを見誤る。
おれがおれがという我を捨てること。だけど我のないところに表現はない。
コンピュータはそれ自身が表現を生み出せるわけではない。
だから表現というものは、我がない状態と、我がある状態が混在してこそ1つの究極なのだろう。

ほんまかな?
2006-03-30 15:43:39 / ふじさわ / Comment: 0 / Trackback: 0

2006-03-29

# ついにHaskellとOCamlをインストールしてしまった

どきどき。ついにZaurusにHaskellをインストールしてしまった。実は一週間前には、OCamlもインストールして、チュートリアルを読んだのだった。どっちか使えるようになるかなぁ。
http://park8.wakwak.com/~sohgetsu/cgi-bin/wiki.cgi?page=Zaurus

それで、なぜかいま「入門Haskell」が手元にあるのだけど、これけっこう読みやすくていいですね。解説の順番がリーズナブルな感じ。これをベースにしばらく勉強してみますっ!
2006-03-29 23:45:36 / ふじさわ / Comment: 0 / Trackback: 0

# 天才のエネルギー

ふぅ。天才タイプの人と仕事をしているとつかれるなぁ。面白いけど。

ある種の天才は、自分の非凡さを空気のように感じてしまっていて、自分の感じ方がほかの人にも(容易に)分かると思っている。
「ほかの人にも分かるだろう」という信頼が強いと、まわりの人はびっくりしながらも、心地良くその人に接することができる。
その一方で天才は、「自分は絶対に分かってもらえない」という絶望を抱えていたりもして、周りの人をはらはらさせる。

              *

だから、「『技術』ではなく『うまさ』という表現にしてほしい。文法的に正しくなければそのままでもいいです」と言われても困るのです。それは、文法的には間違っていないんだけど、意味論が間違っているから。間違っているという言い方も語弊があるけど、普通じゃない表現や、普通じゃない世界の解釈を唐突に開陳しても、普通の人には理解できない。

ニュアンスを表現したいのは分かる。分かるけど、「分かる人にだけ分かる」という表現を避けるのがぼくの仕事でもある。だからねぇ、あまり肩に力を入れすぎず、間を取ってくれればなぁと思う。「まぁこんなもんだろう」と思ってほしい。「ここまで分かるはず」と欲張らずに。普通の人は、そんなに分かれないし、伝わるってもっと難しいことだと思うから。そしてぼくは、一応あなたの味方のつもりですよ。
# でもねぇ。間を取れないのが天才でもあるのだろう。
2006-03-29 18:25:20 / ふじさわ / Comment: 0 / Trackback: 0

# Gauche-0.8.6-zaurus.tgzをいただきました。

Gauche-0.8.6-zaurus.tgz、「いつも世話になりっぱなしで悪いねぇ」と思いながらもらってきました。ありがとうございます。ちょうど自分でもやってみようと、セルフコンパイルに再挑戦しているのですが、なかなか難しいもんですね。--prefixはどう設定するのが正解なのかしらん。
とりあえずいただいたファイルを見せてもらいますー。
2006-03-29 02:36:28 / ふじさわ / Comment: 0 / Trackback: 0

2006-03-28

# クレクレ君第2弾 メモリ解放してホシス

Gauche関連でついでにもう1つ。
GaucheでWebサーバーを作っているのですけど、コードのどこかでメモリリークしているような気がするんです(Gaucheが悪いんじゃなくて、まずは自分のコードを疑っとります)。
それで、コードをシェイプアップしてどこがまずいのか調べてるんですが、次のコードでもうすでに×な感じです。

 #!/usr/bin/env gosh
 (use gauche.net)
 
 (let1 ssocket (make-server-socket 'inet 8082)
   (let loop ((csocket (socket-accept ssocket)))
     (let ((iport (socket-input-port  csocket))
           (oport (socket-output-port csocket)))
       (read-line iport)
       (display "HTTP/1.0 200 OK\r\nContent-type:text/html\r\n\r\nO.K." oport)
       (socket-close csocket))
     (loop (socket-accept ssocket))))

テストの方法としては、
- 上記を実行してから
- 「ps auxw | grep gosh」などとしてメモリ使用量を確認
- 「ab -n 10000 http://localhost:8082/」(Apache Benchで10000回アクセス)
- 「ps auxw | grep gosh」などとしてメモリ使用量を確認
という感じです。

Zaurus上のGauche 0.8.3だけでなく、x86上のGauche 0.8.6でも確認しましたが、現象が出ているような気がしました。あるいは調べ方が間違ってるのかもしれません。継続して調べるつもりですが、いかんせん時間がなく、これから仕事の佳境に入ることもあって、ここで一旦クレクレ君することにしました。スミマセン。
2006-03-28 12:42:28 / ふじさわ / Comment: 9 / Trackback: 0

# Zaurus用のGauche-0.8.6ipk、テラホシス

Zaurus用のGauche-0.8.6ipkが欲しいのだけど、どこかで公開されている方はいらっしゃらないですかー? 自分で作って公開すればいいのだけど、セルフコンパイルに失敗しちゃいました。クロスコンパイルも、環境構築で難航中なんです。うえーん。
2006-03-28 12:15:59 / ふじさわ / Comment: 0 / Trackback: 0
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