メッセージ。 - diary
2006-02-12
# Wikiについてのアイデアリンク
http://cake.dyndns.org/sociewiki/index.php?mod=WikiView&name=Y2006M02D10#comment
SHIMADAさんのWikiパワーが活性化してきたみたい。Wiki屋さんにとってはすごくエキサイティングです。
Y2006M02D10 [ SocieWiki ]
SHIMADAさんのWikiパワーが活性化してきたみたい。Wiki屋さんにとってはすごくエキサイティングです。
2006-02-08
# メディアの役割はセグメントへのアクセスにこそある(んじゃないの?)
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0602/07/news066.html
はてなブックマーク - 「こんな時だからこそ安定したサービスを」——ライブドアの技術者魂
ITmediaの記事に対するはてなブックマークでの反響を、メディア観という側面で見てみる。
岡田有花さんが書いた記事なわけだけど、この人ぼくに立ち位置が似てる気がする。技術者に肩入れしてしまってるんだよな。「技術者からの好感をもたれたいがための記事」とか、「やっと大手メディアが取り上げた」とかいう評価もあるけど、そうじゃないと思う。岡田有花さんは「向こう側の人間」ではないし、ITmediaが「大手」なわけでもない。
たぶん真実を突いているのは「理系白書な感じ」だろう。この記事は、記者が自分の思い入れを込めて書いている。ライブドアに技術があることを、記者はきっと、多くの人に知ってもらいたいと思っているように感じるんだ(つまり記者は我々の側(がわ)にいる)。そこには骨のとおったジャーナリズムが感じられ、良いことだと思う。だけど逆に、岡田有花さんやITmediaがこちら側にいることは、心配のタネでもある。この記事は「ITmediaはブログの延長線」という評価を招かないかと危惧するからだ。
たしかにこの記事の元ネタは、はてなブックマークやブログだろう。だけどそれは当然のことだ。結局のところ、メディアの記者が情報収集に用いる手法は、一般の読者と変わらない。それはテレビの記者も雑誌も同じ。にもかかわらず、テレビや一般メディアが権威を持つのは、「一般人には手の届かない情報源を持っているだろう」という受け手の幻想だ。
この幻想を守ることで、メディアは権威と権力を維持できる。しかしこの記事(とそれを公開しているITmedia)は、「はてなブックマーク」という誰にでも手の届くメディアを情報源にしていると明らかにしてしまっている。これでは「情報源の特殊性」という幻想を維持できない。
端的に言って、岡田有花さんのこの記事はモヒカン的だ。自分が何も特別な武器を持っていないと明言してしまっている。しかし、「武器を持っていない」と明言できるのは、何か別の強い力を持つからこそだ。本当に弱い者は手の内を明かすことなどできない。
メディアにとっての手の内とは何だろうか? それは、その情報から遠く離れたところにいる人にも、それを届ける能力にこそあるんじゃないのか。たとえば、宇宙科学における発見を一般の人たちに伝える力が、メディアに備わった特殊な(一般の人は持たない)能力だ。その情報は、関係者にとっては当たり前のものだけど、そうでない人間にとっては特別なもの。そしてメディアの役割は、「そうでない人」に対して情報を届けることにほかならない。
ぼくが今回の記事で心配するのは、この記事が「そうでない人に対して届くのか」ということだ。ITmediaは大手のマスメディアではない。大手のニュースサイトですらないのではないか。IT系の人間の一部だけしかこれを読んでいない可能性も高く、だとしたらこんな記事を載せることは、自らの首をしめるだけでなんのトクにもならない。権威を落とすだけで、本来記者が期待していただろう効果(技術者が頑張っていることを、技術者でない人たちに知ってもらうこと)がないからだ。
はてなブックマーク - 「こんな時だからこそ安定したサービスを」——ライブドアの技術者魂
ITmediaの記事に対するはてなブックマークでの反響を、メディア観という側面で見てみる。
# 2006年02月08日 tsysoba tsysoba 『[ICT]理系白書な感じ』# 2006年02月08日 know94space know94space 『一番得したのは、ITメディア。技術者からの好感をもたれたいがための記事。技術者万歳の無理やりな感じしかしない。』# 2006年02月07日 chihiroy chihiroy 『[ニュース] 素直にエールを。そろそろテレビ屋さんも一局くらい、こちらを報道したらどうなんですかね。』# 2006年02月07日 ululun ululun 『おまいら、記事の中身じゃなくて記者で分熊してるだろ』# 2006年02月07日 tomioka_hiroshi tomioka_hiroshi 『IT戦士が書いてなければITmediaを見直したところだけど完全にはてブの後追いだしなぁ。それにしてもこの会社の技術力は素晴らしい。ユーザーを驚かせるようなサービスはあまりないけど、サービス提供力はずば抜けている』# 2006年02月07日 takahanomori takahanomori 『[メディア]つねに自分が多数派を代表していると妄信しているマスコミやワイドショーこそ虚業』# 2006年02月07日 tomozo3 tomozo3 『[itmedia][livedoor]良い記事。しかし、メディアにブログが引用される時代になってきましたねぇ。[nipotanがんばれ!]』# 2006年02月07日 nas0620 nas0620 『[ライブドア][news]やっと大手メディアが取り上げた。。。ちょっと感動。』# 2006年02月07日 enemyoffreedom enemyoffreedom 『[web][ビジネス][事件][全米が泣いた]』# 2006年02月07日 daddyscar daddyscar 『[livedoor]livedoorの技術の話がITmediaに。2月1日に入社って、最速の人のこと?』
岡田有花さんが書いた記事なわけだけど、この人ぼくに立ち位置が似てる気がする。技術者に肩入れしてしまってるんだよな。「技術者からの好感をもたれたいがための記事」とか、「やっと大手メディアが取り上げた」とかいう評価もあるけど、そうじゃないと思う。岡田有花さんは「向こう側の人間」ではないし、ITmediaが「大手」なわけでもない。
たぶん真実を突いているのは「理系白書な感じ」だろう。この記事は、記者が自分の思い入れを込めて書いている。ライブドアに技術があることを、記者はきっと、多くの人に知ってもらいたいと思っているように感じるんだ(つまり記者は我々の側(がわ)にいる)。そこには骨のとおったジャーナリズムが感じられ、良いことだと思う。だけど逆に、岡田有花さんやITmediaがこちら側にいることは、心配のタネでもある。この記事は「ITmediaはブログの延長線」という評価を招かないかと危惧するからだ。
たしかにこの記事の元ネタは、はてなブックマークやブログだろう。だけどそれは当然のことだ。結局のところ、メディアの記者が情報収集に用いる手法は、一般の読者と変わらない。それはテレビの記者も雑誌も同じ。にもかかわらず、テレビや一般メディアが権威を持つのは、「一般人には手の届かない情報源を持っているだろう」という受け手の幻想だ。
この幻想を守ることで、メディアは権威と権力を維持できる。しかしこの記事(とそれを公開しているITmedia)は、「はてなブックマーク」という誰にでも手の届くメディアを情報源にしていると明らかにしてしまっている。これでは「情報源の特殊性」という幻想を維持できない。
端的に言って、岡田有花さんのこの記事はモヒカン的だ。自分が何も特別な武器を持っていないと明言してしまっている。しかし、「武器を持っていない」と明言できるのは、何か別の強い力を持つからこそだ。本当に弱い者は手の内を明かすことなどできない。
メディアにとっての手の内とは何だろうか? それは、その情報から遠く離れたところにいる人にも、それを届ける能力にこそあるんじゃないのか。たとえば、宇宙科学における発見を一般の人たちに伝える力が、メディアに備わった特殊な(一般の人は持たない)能力だ。その情報は、関係者にとっては当たり前のものだけど、そうでない人間にとっては特別なもの。そしてメディアの役割は、「そうでない人」に対して情報を届けることにほかならない。
ぼくが今回の記事で心配するのは、この記事が「そうでない人に対して届くのか」ということだ。ITmediaは大手のマスメディアではない。大手のニュースサイトですらないのではないか。IT系の人間の一部だけしかこれを読んでいない可能性も高く、だとしたらこんな記事を載せることは、自らの首をしめるだけでなんのトクにもならない。権威を落とすだけで、本来記者が期待していただろう効果(技術者が頑張っていることを、技術者でない人たちに知ってもらうこと)がないからだ。
2006-02-07
# 昨日会社に行こうと電...
昨日会社に行こうと電車に乗ったら、
小さな珍しい客人がいるのに気付いた。
所在なげに椅子に座っている
茶色いくしゃくしゃのおばあさんだ。
まるで獲物からかくれるリスのような息遣いで、
ゆらゆら視線を揺らして。
電車に乗る人下りる人。
その雑踏の隙間から、きょろきょろきょろきょろ
ホームや駅を覗いている。
「横浜ですよ。どちらに行かれるんですか?」。
いまにも声をかけてしまいそうになる。
ふと手元に目をやると、にぎりしめているおっきな切符。
熱海から川崎まで、か……。
それほど遠い距離じゃない。
ホームから滑り出した電車にアナウンスが流れる。
「次は、川崎。川崎です。」
お婆さんは、ほっと一息ついたけれども、
またすぐ不安気に、車窓の外を気にしはじめる。
たぶん、そうするだろうなと思ったとおり、
川崎のずっと手前で席を立って、じっと窓をにらんで。
川崎には、いったい何があったんだろう。
そんなに遠くない熱海と川崎、その距離を、彼女は
いったいどれだけの間想ったのだろう。
最後に見た彼女は、プラットフォームから改札へと
続く階段を、上っていた。ただまっすぐに上だけを見て。
小さな珍しい客人がいるのに気付いた。
所在なげに椅子に座っている
茶色いくしゃくしゃのおばあさんだ。
まるで獲物からかくれるリスのような息遣いで、
ゆらゆら視線を揺らして。
電車に乗る人下りる人。
その雑踏の隙間から、きょろきょろきょろきょろ
ホームや駅を覗いている。
「横浜ですよ。どちらに行かれるんですか?」。
いまにも声をかけてしまいそうになる。
ふと手元に目をやると、にぎりしめているおっきな切符。
熱海から川崎まで、か……。
それほど遠い距離じゃない。
ホームから滑り出した電車にアナウンスが流れる。
「次は、川崎。川崎です。」
お婆さんは、ほっと一息ついたけれども、
またすぐ不安気に、車窓の外を気にしはじめる。
たぶん、そうするだろうなと思ったとおり、
川崎のずっと手前で席を立って、じっと窓をにらんで。
川崎には、いったい何があったんだろう。
そんなに遠くない熱海と川崎、その距離を、彼女は
いったいどれだけの間想ったのだろう。
最後に見た彼女は、プラットフォームから改札へと
続く階段を、上っていた。ただまっすぐに上だけを見て。
# 口にできないこと
http://tabesugi.net/memo/2006/21.html#061103
ああ、そう。そうなんだよね。スパムや詐欺や、そのへんの被害から身を守るためには、「人と違う対策」というのを身に付けなければいけない。たとえば、取っておきのスパムメール判定基準を知っていたとしても、それをみんなに知らせるわけにはいかない。みんなが知ってしまうと、役に立たなくなって、自分の身にまで火の粉がふりかかってくるから。
だからたとえば、「Firefoxを使えばいいのに」と思っていても、一方では「IEなみに普及してしまっても嫌だな」とか考えてしまう。セコいのだ。自分だけが「ちょっといい」ポジションにいたいという矮小さは、たしかにぼくの中にある。良いものを「これいいよ」と掛け値なしに紹介するのは難しい。あまつさえそれができたとしても、その情報を提供できるのは身近な人、身内に限られる。これが、大人の世界に存在する「口にできないこと」のカラクリだ。
役に立つ情報の裏には、スケープゴートが付きまとう。ジャッカルの食い物にされるのは、群れの中で一番情報に疎く、逃げ遅れる弱い者だ。だからぼくらは、できるだけ群れの先頭に先頭に行こうとする。つねに自分が、群れの後ろにいないことを確認して安心したがる。
結局のところ spam を効率的に避けるには「マジョリティにはまだ知られていないルール」を使わざるをえない、つまり自分をマイノリティにするしかない、ということになる。これはセキュリティ全般に言えることかもしれない。しかしこの考え方はどことなくズルくて選民思想的だとも思う。困ったもんだ。自分としては、どこかで落とし所を見つけなけれべねれねいよ。
ああ、そう。そうなんだよね。スパムや詐欺や、そのへんの被害から身を守るためには、「人と違う対策」というのを身に付けなければいけない。たとえば、取っておきのスパムメール判定基準を知っていたとしても、それをみんなに知らせるわけにはいかない。みんなが知ってしまうと、役に立たなくなって、自分の身にまで火の粉がふりかかってくるから。
だからたとえば、「Firefoxを使えばいいのに」と思っていても、一方では「IEなみに普及してしまっても嫌だな」とか考えてしまう。セコいのだ。自分だけが「ちょっといい」ポジションにいたいという矮小さは、たしかにぼくの中にある。良いものを「これいいよ」と掛け値なしに紹介するのは難しい。あまつさえそれができたとしても、その情報を提供できるのは身近な人、身内に限られる。これが、大人の世界に存在する「口にできないこと」のカラクリだ。
役に立つ情報の裏には、スケープゴートが付きまとう。ジャッカルの食い物にされるのは、群れの中で一番情報に疎く、逃げ遅れる弱い者だ。だからぼくらは、できるだけ群れの先頭に先頭に行こうとする。つねに自分が、群れの後ろにいないことを確認して安心したがる。
# いちおうデブサミの宣伝
http://d.hatena.ne.jp/IWAKIRI/20060202#1138849550
さてさて。いよいよ明後日からなんですよねー。デブサミ。Wiki関係でお役を引き受けていることもあり、9日はフルに参加しようと思っとります(「フルに」とは言っても、適当にうろちょろしているだけなんですが)。
もしご興味のある方がいらしたらぜひどうぞ。無料ですし、IT開発系の仕事をされているなら勉強になるかもしれません。かく言うぼくも初めてなんですけどねー。
さてさて。いよいよ明後日からなんですよねー。デブサミ。Wiki関係でお役を引き受けていることもあり、9日はフルに参加しようと思っとります(「フルに」とは言っても、適当にうろちょろしているだけなんですが)。
もしご興味のある方がいらしたらぜひどうぞ。無料ですし、IT開発系の仕事をされているなら勉強になるかもしれません。かく言うぼくも初めてなんですけどねー。
# 人事の考え方についてのメモ
http://www.nyasoku.com/archives/50341828.html
なるほどなぁ。こういう考え方をするのかぁ。そう外してもないと思うけど、この基準でプログラマやSEを生産部門に回してたら、ちょっと嫌なことになりそうにも思うのだけどなぁ。
ニャー速。(=ΦωΦ=)????:人事課だけどなんか質問ある?生産部(ライン・営業)は内向的人格と安定した性格、従順さを望みます。内行的な人格は自分を基準とします、自己危機に過敏で行動は恐怖や自己利益に左右されます、解雇や跳ね(移動)を恐れて組合で頑張る事をを躊躇します、周囲とのトラブルも避け、サービス残業をさせても公に騒がないのは、このタイプなので生産部に向いています、内向的人格は臆病にできてますので管理職になると自分と意見の違うタイプを敵と見なし解雇しようとします。ライン工は3ヶ月目から、営業員は1年目から利益を生み出します、35才を超えると社の負担になるので、このイジメ的解雇は黙認しております。意欲が必要なのは商品開発部とマーケッティング部ぐらいです。
なるほどなぁ。こういう考え方をするのかぁ。そう外してもないと思うけど、この基準でプログラマやSEを生産部門に回してたら、ちょっと嫌なことになりそうにも思うのだけどなぁ。
2006-02-06
# kobito会議には...
kobito会議には行きかったなぁ。といまごろつぶやいてみる。直前まで行くつもりでいたのだけど、仕事でほとほと疲れていたということもあり、結局うちで寝てました。だけどこういうのって、ログ見ると後悔するんだよね。トホ。
http://d.hatena.ne.jp/aoshimak/20060206
http://d.hatena.ne.jp/aoshimak/20060206