メッセージ。 - SIベンダーはゼネコンです

# SIベンダーはゼネコンです

 
 効率のいいプログラムを書いたほうが
 支払われる開発費が少ないなんてこんなプログラマを
 バカにしたようなことを平気でやる企業があるなんて異常だと思います。

この問題の本質は、プログラマの給与を見ても分かります。プログラマの給与形態は、たいてい基本給+残業代です。つまり、「労働時間と生産性の間に正比例の関係がある」という考え方です。また、たいていの企業では、できるプログラマとできないプログラマの間に大きな給与格差がないですが、同じ考え方に基づいています。「できるプログラマとできないプログラマの間で、生産性には大きな開きがない」と。

要は、ソフトウェアベンダーが、ソフトウェアを部品の1つとしか考えておらず、プログラマをライン工としか考えていないということです。ぼくは電機メーカー系のSEをやっていたのでとくにそう思うのかもしれませんが、日本のソフトウェア業界は、旧来の重厚長大産業の論理でビジネスをやっているところが多いのではないかと考えています。そしてそれは、給与やものづくりの仕方だけではなくて、ゼネコンのような多重下請け構造にもつながっているだろうと。
2006-03-22 19:43:26 / ふじさわ / Comment: 0 / Trackback: 0

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