メッセージ。 - まず、自分が好きなことをやることの重要性。
# まず、自分が好きなことをやることの重要性。
自分は、世の中を先回りできるかどうかとか、そのとき必要と思われる技術を勢い付けて身につけられるかどうかとかいうのは、こういう自分を突き動かすモチベーションみたいなのを強く持てないと難しいと経験的に思っている節があります。そしてそういうモチベーションの創出能力みたいなのは、先天的な適正とかにかなり依存してる感がある。だから、もしそういうアンテナの高さとかで自分の価値を出していきたいなら、それが好きかどうかを自問してみること。自問してみて、自分はそこまで好きじゃないと思ったら、無理にそれは追求しない方がいい。どうやってもあの人やあの人、あなたの頭の中にある理想像には追いつけない。(中略)大量に積もった細かいタスクを淡々とこなしていける並行処理能力をもったプログラマ。あるいは人が作ったものを丁寧に磨いていける能力を持ったプログラマ。そういう複数のカテゴリの人たちが一緒になって組織を作っていくのです。組織はお互いがお互いの仕事を尊敬しあってやっていないと、いずれ崩壊する。だから、僕はこの異なるタイプのエンジニアの能力というのをお互いがお互いに認識しあえるかどうかは非常に重要だと思っています。
naoyaたん、いいこと言うなぁ。そうなんだよね。まず、自分が好きなことをやることが大事。好きなことをやっていれば、いずれ結果は出るし、周りを見て恨みつらみを言うこともなくなる。自分の好きな仕事や自分の場所を持っていれば、「自分の仕事は評価されていない、誰それはあんなに評価されているのに」と文句を言わずにすむ。
人は人。自分は自分。好きなことをやっているのなら、評価されなくってもいいじゃないかと思う。いや、むしろ、本当に好きなことをやっている人は、高い評価をなかなか受けにくいんじゃないかと思う。魂の込もった本物の仕事を評価できる人というのは、案外多くないからだ。
「天才の孤独」という言葉があるけれども、ぼくはこれは真実だと思う。天才の仕事を本当に理解できる人は、そう多くない。トップアスリートの本当の凄さを実感し理解できるのは、トップアスリートだけだ。天才の本当の凄さを理解できるのも、天才に近いところにいる人だけだろう。
だからこうも思う。もし、あなたが何かの分野で人から評価されていないのだとすれば、あなたはその分野で天才の可能性がある。あなたは凄すぎて、普通の人にはその凄さが分からないのだ。……ただしこれは、「あなたが自分の好きなことをしていれば」という条件付きでだ。
まわりを気にせず、評価を望まず、自分の本当に好きなことを続けて満足していられるのなら、それはまさしく天才だ。そこではきっと、なにがしかが生まれている。そしていつかは、誰かがそれに気付くかもしれない。それで十分だと思うし、それでこそ、なんじゃないかと思う。
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