メッセージ。 - 経験が感情を作るという考え方

# 経験が感情を作るという考え方

はじめまして。シロイ・ケイキと申します。

>これがぼくには良く分からない。その状況を想像してみるのだけど、恐怖と嫌悪を感じそうにないのです。

それはおそらく、そういう状況にリアリティを感じたことがないだけなのではないでしょうか?

全然関係ないように思える話ですが、私は子どもの頃、飼い猫の具合が悪くなって、親が獣医に連れて行ったとき、「死ぬかも」と冷静に判断したのですが、全然悲しくなかったのですよ。かわいがっていた猫だったのに。
不思議だなー、なんで悲しくないのかなー、と考えていたら、親が亡骸となった猫を連れ帰ってきました。
そしてその亡骸を見た瞬間に、私は泣き崩れました。殴られたような衝撃がありました。

悲しくなかったのは、子どもだから身近な存在をうしなった経験がなかったのもあり、いくら想像をめぐらせても、リアリティを持てなかったからなのだということが、そのとき自分でもわかりました。
現実に亡骸となった猫を見た瞬間に、想像など吹っ飛ばすほどの衝撃がありましたから。

小説やマンガなどでも、昔は読んでも全然泣かなかったものを、人生経験で感情の引き出しが増えてから読んだら、今度は涙があふれてとまらない、という経験をしたこともあります。

ふじさわさんをはじめとする多くの男性は、自分がレイプ目的で襲われるという想像をしたことがほとんどないし、そういう脅威を身近に感じたことがないし、そんな想像にリアリティを感じないから、ぴんとこないんじゃないかなーと、私は勝手に推測します。


ちなみに、私の男性の友人でひとり、レイプや痴漢の問題に対して、明らかに他の男性とは違った反応をするひとがいました。
普段は男性らしいのに、その問題に関してだけは女性に近い感覚を持っているように感じられたので、興味深く思っていたのですが……
その後、彼は小学生時代、満員電車の中で痴漢に遭い、半ズボンからむきだしになっていた太ももをさわりまくられて、とてつもない恐怖と衝撃を感じたことがあることや、長じてのち、ヨーロッパ旅行に行った際、博物館のトイレでゲイの男性に襲われて、ぎりぎりのところで逃げ出した経験があることがわかりました。

彼はそういう経験のおかげで、レイプや痴漢の問題に対して、すさまじい「リアリティ」や「脅威」を感じるようになったわけです。


ですから、ふじさわさんも、自分よりもはるかに身体が大きくて力の強い人間に、実際にレイプ目的で襲われるようなことがあれば、感じ方も変わるのではないかと思いますよ。
もちろん、そんなことは起こらないことが一番ですので、そういうリアリティは一生感じないままでいてくださったほうがよいのですが。
2006-06-28 10:03:09 / white_cake / Comment: 0 / Trackback: 0

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