メッセージ。 - 昨日のつづき

# 昨日のつづき

昨日の続き。

何度も同じこと書いちゃってますけど、
日本の加工貿易って、もう終わってるのかなぁと思うんですよね。
車も家電も、飽和してしまって、日本やアメリカや、欧州の人は
そういうものを欲しがならなくなっている気がします。

また、中国や韓国など労働力を安価に調達できる国が
製造に進出してきて、日本の製品はずいぶん割高になっています。
日本の製品を買うのなら、中国製や韓国製で十分という人も
多いでしょう(とくにいま羽振りのよい国の人たちにとっては)。

とにかく、加工貿易というのはだいぶ神通力を失っているはずだと。
そうしたなかで、日本はいったいどうやって外貨を稼いでいるのか、
ぼくにはうまくイメージできないんですよね……。
食料は、バブルのころとそう変わらない割合で輸入しているはずで、
そのための代金をどうやって支払っているのか。

大学のとき、もう10年ほども前ですけど、お酒の席で
先生が言っていたことを思い出します。「円は高すぎる」。

日本人を一人、一カ月養おうとしたら、ほかの国の人を
何人も養うことができるんですよね。だから日本人が作ったものは、
ほかの国の人が作ったものより、高く売らざるを得ない。
それだけのコストがかかっているからですね。

でも、上のほうで書いたように、いまどき高い日本の製品を
欲しがって買ってくれる人はそう多くない。車も家電製品も、
いまの価格では買ってもらいにくいです。
じゃあ価格を下げるべきなんですけど、それはなかなかできない。
なぜかというと、依然円が高いからです。

バブルのころと比べてみても、円はそれほど下がっていない。
それはなぜなんでしょう? 不勉強もあってよく分からないです。

とにかく、円はまだ高すぎるような気がします。
円が高いということは、日本人の労働や日本人が作るものに、
それなりの高い価値があるということですけど、本当なんでしょうか?
いまのように子供が減って、産業の面でも明るい要素が減っていて、
目標や将来の希望が見えにくいこの国に、どれくらいの価値があるのか。

長引く不況を背景に、少子化やワーキングプアなどの問題が
たくさん出てきていますけど、ぼくはこれは、円が高すぎることにも
一因があると考えています。円が高いせいで、日本にはいま
外貨が入ってきていない。にもかかわらず、円の水準も物価の水準も
大きく変動しておらず、日本人の生活レベルはそう下がっていない。

収入が減っているのに、昔と同じように贅沢な生活をしていたら、
そりゃあ歪みがでてきますよ。お金がないのに、お金があるフリを
していることが問題だと思います。非正規雇用者やワーキングプアの
人が増えるのは当然です。実質的に下がっている円の価値を
額面上は昔と変わっていないことにして、その皺寄せが出ているのでは
ないでしょうか。

たとえば、いま、子供が減ってきています。工業製品も売れなくなって
きています。大量生産、大量消費は、割りに合わなくなってきている。
ならば、その時代にあった生活様式に転換できないでしょうか。
具体的には、拡大を前提としない生活、自給をベースとした身の丈に
合った生活です。
2006-07-26 00:21:21 / ふじさわ / Comment: 0 / Trackback: 0

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