メッセージ。 - サイボウズさんの闇改修の話
# サイボウズさんの闇改修の話
高木浩光@自宅の日記 - サイボウズ「闇改修」の件のその後
実力を付けたいIT企業は、高木さんを社外監査役として招聘したほうがいいと思う。そこまでしないとしても、こうやって指摘されたときには、直接出向いて会って話をしたほうが有意義じゃないかなぁ。高木さんって、会って話してみると、全然怖い人じゃないし、基本的には高木さんのアドバイスどおり対応しておいて問題はないと思いますです。
あと、サイボウズさんについてだけど。悪気はなくて、単にやっぱりWeb 1.0的な会社なんだと思う。青野さんの社長日記とか見ててもそうだけど、めちゃくちゃ優等生で、毒にも薬にもならない話を書いてるじゃん? これ、ブログなの? と思う。ブログとして、個人の日記としての面白さからかけ離れちゃってる。
その、肚を割ることのできない姿勢というのかな。社長だけじゃなくて、会社自体もそういう傾向を背負ってしまっているんだと想像する。や、それは悪いことじゃなくて。誰だって社長になれば責任が重くていろいろ怖いし、普通の会社、目立たないけど優等生の会社という枠からはみ出てしまうことの怖さもある。
とくに、日本みたいな村社会では、「なんだあの変な会社は」と思われると、いじめの対象になっちゃいがちじゃん? 右見て左見て、目立たないようにすることが、旧来の日本社会における処世術なわけで。首をすくめるサイボウズさんを責める気にはならないなぁ。
青野さんとは、2〜3度お会いしたことがあるけど、優秀で志もある方なんじゃないかという気がしますよ。それに、なんといってもサイボウズさんは、日本のIT業界で珍しく、技術にも触手を伸ばす優良企業なんだし。
モヒカンの人たちは、青野さんのような人を斧で威嚇して崖から飛び降りさせるのじゃなく、優れたモヒカンになれるよう、そして村人たちにいじめられないよう、応援してあげたほうがいいんじゃないかな。
2006/09/02(Sat) 19:39:07 読み返してみて、非常に誤解を招く書き方だと思ったので追記。「斧で威嚇して崖から飛び降りさせる」というのは、この件に過剰反応したり、感情的になったりしている外野の人たちを意識して書いてます。高木さん自身は、冷静だし、客観的だし、素晴しい仕事をされていると思います。ああいう電話をかけるときって、双方とも感情的になりがちだと思うので、あんなに冷静に、大局観を失なわずに話をできるのはすごいと思うんですよね。
あ、あと、「サイボウズさんを責める気にはならない」ってところなんですけど。もちろん、脆弱性を改善してもらいたいし、いまのようなサービスポリシーは改めてもらいたいです。ただ、それを感情的になって責める(敵になる)のではなくて、修正できる点を指摘したい(味方として)、という意味合いで書いたつもりでした。分かりにくくってほんとすみません。
実力を付けたいIT企業は、高木さんを社外監査役として招聘したほうがいいと思う。そこまでしないとしても、こうやって指摘されたときには、直接出向いて会って話をしたほうが有意義じゃないかなぁ。高木さんって、会って話してみると、全然怖い人じゃないし、基本的には高木さんのアドバイスどおり対応しておいて問題はないと思いますです。
あと、サイボウズさんについてだけど。悪気はなくて、単にやっぱりWeb 1.0的な会社なんだと思う。青野さんの社長日記とか見ててもそうだけど、めちゃくちゃ優等生で、毒にも薬にもならない話を書いてるじゃん? これ、ブログなの? と思う。ブログとして、個人の日記としての面白さからかけ離れちゃってる。
その、肚を割ることのできない姿勢というのかな。社長だけじゃなくて、会社自体もそういう傾向を背負ってしまっているんだと想像する。や、それは悪いことじゃなくて。誰だって社長になれば責任が重くていろいろ怖いし、普通の会社、目立たないけど優等生の会社という枠からはみ出てしまうことの怖さもある。
とくに、日本みたいな村社会では、「なんだあの変な会社は」と思われると、いじめの対象になっちゃいがちじゃん? 右見て左見て、目立たないようにすることが、旧来の日本社会における処世術なわけで。首をすくめるサイボウズさんを責める気にはならないなぁ。
青野さんとは、2〜3度お会いしたことがあるけど、優秀で志もある方なんじゃないかという気がしますよ。それに、なんといってもサイボウズさんは、日本のIT業界で珍しく、技術にも触手を伸ばす優良企業なんだし。
モヒカンの人たちは、青野さんのような人を斧で威嚇して崖から飛び降りさせるのじゃなく、優れたモヒカンになれるよう、そして村人たちにいじめられないよう、応援してあげたほうがいいんじゃないかな。
2006/09/02(Sat) 19:39:07 読み返してみて、非常に誤解を招く書き方だと思ったので追記。「斧で威嚇して崖から飛び降りさせる」というのは、この件に過剰反応したり、感情的になったりしている外野の人たちを意識して書いてます。高木さん自身は、冷静だし、客観的だし、素晴しい仕事をされていると思います。ああいう電話をかけるときって、双方とも感情的になりがちだと思うので、あんなに冷静に、大局観を失なわずに話をできるのはすごいと思うんですよね。
あ、あと、「サイボウズさんを責める気にはならない」ってところなんですけど。もちろん、脆弱性を改善してもらいたいし、いまのようなサービスポリシーは改めてもらいたいです。ただ、それを感情的になって責める(敵になる)のではなくて、修正できる点を指摘したい(味方として)、という意味合いで書いたつもりでした。分かりにくくってほんとすみません。
Comment
# otsuneさんにコ...
あ、それはわざとです。矛盾させることで「モヒカンとか村人ってなんだっけ?」という問題提起をしているのです。「ぼくは間違ってる」と言うことで、「『ぼくは間違ってる』という命題も間違っているのか?」と、自己再帰的にゲーデル空間に誘い込むのがいつものこの日記の手口じゃないですかぁいやだなぁ。……クマー?
まぁ、この件に関していえば、「自分をモヒカンだと思って、村人的行動を取っている人がいますね」というアイロニーをこめて「モヒカンの人たちは……」と書きますた。分かりにくくてごめんなさい。性格がねじまがって無限ループしちゃってる管理人。 orz
追記。っていうかアレだなぁ。「自分をモヒカンだと思ってる村人さん」に対するメッセージという意味合いだったような気もします。「モヒカンならこう行動しようよ」って感じで。たとえまだ、その人が村人だとしても、モヒカンになりたかったりモヒカンでありたかったりする人は、モヒカンとして扱ってあげたほうが伸びる気がするんですよね。そういうメンタリティーということで。
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