メッセージ。 - 「ご苦労様」の意味
# 「ご苦労様」の意味
# どうでもいいけど,僕は,例えば配達のおじさんとかに,ついつい 「ご苦労様です」 って言っちゃうんだけど… これは,上の立場の人が,下の立場の人に向かっていう言葉らしい.僕的には,そんなニュアンスは無いんだけど… 世間的には,対等な立場ならば,「お疲れ様です」が正しいらしい.しっかし,そもそも上なのか下なのか対等なのかすらよーわからん.年下なので,むしろ僕の方が下だと思うんだけど,そういう場合にはどういえば… ?
これねぇ、ぼくも前から何か言いたいと思っていたのだ。
個人的な意見なのだけど、本質的にはそこは、「ご苦労様です」でいいと思ってる。「ご苦労様です」というのは、「上の立場のものが、下の立場のものに向かっていう言葉」ではあるらしいので、
自分と配達のおじさんを比べたとき、自分は上の立場でないからその言葉遣いはNG
というのは分かるのだけど。
でも違う。全然違う。そこは、自分と配達のおじさんを比べるところじゃない。そこで、「自分と配達のおじさんを比べる」からNGになるのだ。なぜ、荷物を配達してくれたおじさんと、配達を受けた自分を比べる必要がある? そこに何らかの立場上の差があるのか? ない。同じだ。天の下に平等。配達をする人、配達を受ける人、それぞれの仕事がそこにあるだけだ。
荷物の配達というのは仕事だ。仕事というのは、天から与えられたもの。社会を動かすために必要なものだ。それは尊い。あなたも仕事をしているし、自分も仕事をしている。それぞれの役割をそれぞれ必要なときに果たして、この社会は回っている。当然、配達を受けるのも仕事だ。配達を受けるというのも、そこで出会いがあったということも、天から与えられた尊い機会だ。
そう考えたとき、「ご苦労様」という言葉が出てくるのは当然のことだ。「ご苦労様」と言っているのは自分じゃない。「ご苦労様」という言葉には、社会の一員として、社会を代弁するものとして、「今日も仕事をしてくれてありがとう」と言いたくなる気持ちが存在する。あなたも私も、天や社会から授かった仕事を受けるものとして、存在している。天や社会を代弁して何かを言う権利が存在する。
自分と社会を同化する精神。自分は社会を支える一員であるし、社会は自分を支えてくれていると考えるメンタリティ。社会というものの存在意義を真に理解しているならば、「ご苦労様」という言葉が出てくるのは自然なことだ。自然にその言葉を言いたくなるあろはたんは、「優しい」。ぼくの定義する「優しさ」というものはそういうことだ。
世間的には、対等な立場ならば「お疲れ様です」が正しいらしいけど、馬鹿げたことだ。世間は何も理解していない。
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