メッセージ。 - 後ろのほうにいたい症候群?
# 後ろのほうにいたい症候群?
映画というものが他人に語られたり、愛されたり、歴史に残ったりするときには、主な出演俳優と脚本と監督くらいしか話題にならないでしょう。あとは音楽と衣装とセットくらいですね。だけど実はそういうひとたちの陰に、大勢の無名なひとたちが集まって、自分たちの技術の限りを尽くしているわけじゃないですか。それがいいんですよね。
この感じはぼくもあるなぁ。ぼくの場合は、音楽でこれを意識する。メインボーカルっていうの? 一番前に出ている楽器や声じゃなくて、少し後ろを守ってる楽器や声が好きな感じ。これって、自分がそこを演奏するイメージで感情移入しているのかなぁなどとたまに考えるけどよく分からない。
あと、音楽だけじゃなくて、オタクアニメの艦橋シーンなんかもそう。「なんちゃらかんちゃら、オールグリーンです」、「よし、1番から3番まで砲門開けー!」、「なんちゃらかんちゃら充填、圧力95、砲門開きました!」みたいなやり取り。変なインジケータが(いくつか協調しながら)ニュニュニュニュニュと伸びるところなんかも、そういう感覚を刺激する#1。
背景にいる人たちや機械たちの働きが好きというか。みんなで一生懸命やってるって感じがいいのかなぁ。よく分からない。
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#1 たぶん制作者側はこの心的構図を理解してわざとやっていると思われ、同様の表現はよく見られる。いわゆる「艦橋もの」。
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