メッセージ。 - 「夜中のメール」について

# 「夜中のメール」について

コメントありがとうございます。

ぼく自身、「夜中のメール」については、「受信時に音を出すかどうかは受信者の都合」(設定でどうにでもなる問題)だと思っとりまして、コメントいただいたのとまったく同じように考えています。これは、ある程度ネットや機械に強い人たちの意見なのかもしれません。

逆に、「常識」派というのは、携帯ユーザーが多いんですよね。「携帯電話を目覚まし時計として使っている人も最近多いし、設定をいじるのも面倒臭い。毎晩寝る前に設定を変えるなんてやってられない」という意見なんだと思っています。

ぼく自身は、「常識」派の意見も分からなくはない、という立場です。たしかにぼくも、設定をいじるのは面倒臭いですから。ただし、そこで「常識」という言葉を持ち出すのは、自分らの文化の押し付けになるので、好きではないです。

「常識」という言葉のしんどいところは、それが本当は個人的な意見なのに、「みんながそう言っている」と主体をすり替えて主張してしまうところにあると思います。「自分は嫌なのでやめて」と言えばいいのに、「みんなに迷惑だからやめましょう」と言う人が多い。

双方がそれをやりはじめると、単なるパワーゲーム(数の勝負)になってしまいます。本当にみなが快適に暮らすにはどうすればいいかではなく、本音を隠した単なる勢力争いになるように思うんですよね。

とくに、ネットが普及し価値観も多様化している現在では、「みんなが○○だから」というのは、そう明確に言えないはずで。現代社会は、生活がフクザツになりすぎて、何が正しいのか誰にも分からなくなる傾向にあるんじゃないかなと感じています。

携帯ユーザーとPCユーザーがともに快適に暮らすにはどうすればいいか、ちゃんと話しあわなきゃいけないはずだと。そして、だからこそいまは、「自分はこう感じる」とか「自分はこう考える」と皆で率直に意見を出し合って、舵取りをしていくほうがいいかな、と。

「夜中のメール」の善悪はとりあえず脇に置いておいて、「常識」というパワーゲーム(あるいは単にそういう物事の考え方)については、誰もがもう一度見直す価値はあるんじゃないかな、というのがいまのぼくの結論です。「常識」は、1つじゃなくてもいいんじゃないかな、常識に起点を置く生き方は、しんどいんじゃないかなって。

長くなってすみません。うまく説明できているでしょうか。
2006-09-22 13:07:05 / ふじさわ / Comment: 2 / Trackback: 0

Comment

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お返事ありがとうございます。
相手が携帯メールを使っていて音が鳴ると知っているなら、深夜は遠慮するのが良識ある判断となるでしょうね。(あえて常識とはいいません) これは携帯に音を鳴らしてもいい時間設定機能が必須機能となるのを願うばかりです。

常識とは場所もかわれば中身もかわるわけで、日本のすぐそばの韓国では器は持たずにごはんを食べるというのがマナーであり常識であると知って驚いたことがあります。日本ではまったく逆ですよね。

指摘されているように、常識という言葉で思考停止してしまわないように、同じ落し穴にはまらないように注意せねば…

2006-09-22 17:20:31 / guest / Comment: 0 / Trackback: 0

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ああいえ、こちらこそ、ご意見ありがとうございます。

相手の人が携帯メールを使っている場合は、やっばりぼくも気を使います。「携帯で長い文章を読むのは疲れるかな」とか、「この時間は会社かな? 家でくつろいでいる時間かな」って。携帯のような機械は、性能が上がっても「帯に短し襷に長し」になりがちですが、使っていて心地良く、楽しくなるような方向に進化してくれるとうれしいですね。

韓国では器を持たずに食べるのがマナーというのは、初めて知りました。すぐお隣の国なのに、いろいろ違うところはあるものですね。でも、違いがあるからこそ、旅行するのも楽しいものなんだろうと思います。もし韓国に旅行をするなら、お互いに違うところを尊重しながら、同じところを見つけあって笑えるような、そんな旅をできればうれしいです。

常識ってなかなか難しいですけど、「同じ落し穴にはまらないように注意せねば…」と思われるなら、きっと大丈夫だと思います。落し穴があるって意識していれば、人はちゃんと逃れられると思うんです。人と人とは違いがある(でも同じところもある)って分かっていれば、ちゃんと理解しあえると思うんですよね。健闘をお祈りします。

コメントどうもありがとうございました。楽しかったです。また機会がありましたら、なんでもお気軽にご意見でも質問でもください。
2006-09-22 20:21:11 / ふじさわ / Comment: 0 / Trackback: 0
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