メッセージ。 - Yahoo!はGoogleより確かにいいよ。うん

# Yahoo!はGoogleより確かにいいよ。うん

ちと思考実験をば。

たとえばホームページを作りたくなったとする。どうせなら格好いいホームページにしたい。壁紙は凝ったものを何パターンか用意して、見出しは格好いいフォントを使って。みんなが振り向くようなサイトを作ろう。じゃあ素材探すか。検索してみる。うげーっ! 素材配布サイト大杉! めどい! 「これ使っとけば大丈夫」っていうのないの? え? ヤフーで紹介しているやつ使えばいい? そりゃそうか。みんなそこを使ってるんだもんな。「これ使っとけば大丈夫」のはずだ。よしよし。素材ゲッツ! 変なサイトで探してきた変な素材を使ってたらバカにされるかもしれんけど、ヤフーなら大丈夫だろう。いつもテレビとかでよく聞くし。

こんな感じなんじゃなかろうか。と、ふと思った。やっぱり、自分の専門外のことを知ろうと思ったとき、インターネットは情報大杉だもん。もう、めんどくさい。やってられない。標準的なものをポンと出してほしい。とくに、デザインとかよく分からん分野のものは、ググって深いところ掘っても、それぞれのサイトの良さがよく分からんし。

日本でYahoo!が強いのは、やっぱり「標準的なものが一般的にも良い」と判断するのが妥当だからなのかもしれない。たとえばデザインなんかは、国によって好みの色合いや形がある。でも、日本みたいに比較的均質に人間がいるところでは、そこで標準的に使われているものが(人に見せるという目的がある以上)選ばれるのは自然なことだろう。

デザイン以外の場合はどうか。たとえば、亀田がなんとかっていう雑談、首相がどうしたという話題、流行っている洋服は何か、芸能人がどうしたこうした。そういう話題は他人と共有するために検索するのであって、標準的なもの、誰かが編集して用意してくれたもので十分なのかもしれない。「みんなが使っている」ということが重要なんだろうし、「人手が介している」というのもむしろプラスに感じるのかもしれない。

あくまで受け手としてネットを利用するのなら、「消費するための情報」を提供するサイトとして、GoogleよりもYahoo!のほうが適しているだろうし。日本は比較的ネットの普及率が高いから、「受け手」としてネットを使っているユーザーの比率も高そうだ。とくに日本というのは、文化を浪費するようなところがある。本も芸能人もファッションも、パッと流行ってパッと消えていく。消費のための文化活動を行う傾向が強いのかもしれん。

はっ。気が付けばそういう文章になっていた。
2006-10-01 20:11:14 / ふじさわ / Comment: 0 / Trackback: 0

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