メッセージ。 - ご指摘を受けて気付い...

# ご指摘を受けて気付い...

ご指摘を受けて気付いたのですが、「自由競争になれば」というのは、頭の中からすっぽり抜けていました。ぼくは「自由競争にはならない」(なるとしてもかなりゆっくりとしたペースになる)という先入観を持っていたかもしれません。

というのも、ぼくはゼネコン構造を、国が半分加担して作っていると捉えているからです。たとえば、ゼネコン構造の一番親となるのは、NTTデータや富士通、日立製作所、東芝、日本IBMなどのメーカー系大企業です。これらの企業は、主に営業機能を担っていて、実際にモノを作るのは子会社というのが一般的だと思います(富士通ナントカとか、日立ナントカとか)。

親が持つ営業機能で、どういった案件を取ってくるかと言えば、たとえば東証のシステムや水道、電話網、銀行など、大きくて公共的なシステムが中心で、中小規模の案件も、同じように大企業に対して発注されることが多いと思います。土建業界におけるゼネコンもたぶんこんな感じだと思っていて、要は産官が共同してヒエラルキーを作り、護送船団方式で国内市場を動かしているんじゃないかという考えです。

# このイメージはある一面から見て間違っていないと思うんですけど、もしかしたら思い込みがあって、別の側面から見たほうがすっきり説明できるかもしれません。一応ご注意ください。

……そういう風に考えていたので、自由競争についてはまったく抜けていました。ううむ。自由競争かぁ。それを考えるのなら、アメリカはどうなっているのかとか、考えてみる価値がありそうですね。いったん頭をリセットしたほうがよいかもしれないなぁ。
2006-10-12 22:24:31 / ふじさわ / Comment: 0 / Trackback: 0

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