メッセージ。 - ロングテールについてグダグダと。
# ロングテールについてグダグダと。
ロングテール理論で儲かるのは小売りみたいな中間業であって、テール部分の商品を作っている人たちが儲かる訳ではないのではないか。
最近ボーッと考えていることに似ている気がする……(ボーッ)。
ロングテールでニッチなコンテンツが売れると言うけれども。でもニッチなお店、つまり街の書店なんかは全然儲かっていないし、むしろ圧迫されているような気がするんだよなぁ……。
その、なんていうのかなぁ。「ロングテール」の意味論を考えると、「小粒だけどピリリと辛い、個性的で多様なものが生き延びられる」というイメージがあるけど、街のお店については全然そうなっていないなぁ、と。
ぼくは「ロングテール」というものを勘違いしているのかなぁ。「個性的な媒体」じゃなくて、「個性的なコンテンツ」が生き残る、ということなのかな? で、逆に媒体は大きな一つだけが生き残るようになる、と。そういうことなのかなぁ……。よく分からない。
あと、なんだろう。加野瀬さんは「ロングテール理論って小売りは儲かるけどテール部分の商品供給者は儲からないのでは」と書かれているけど、本当は小売りも儲からないような気がする。だって、儲かっているのはAmazonばっかりで、ほかの小売りは全般的に負けているだろうから。
Amazonにしたって、ロングテール商品を売るためには、倉庫を用意したりとそれなりのコストが必要なわけで、ニッチな商品が売れたとしても、案外そのコストと相殺されてしまうんじゃないか? だとしたら、Amazonの儲けは、やっぱりテールじゃなく頭から胴体の部分で出ていて、頭や胴体が大きくなったのは、以前はほかの書店を利用していた一部のユーザーというパイを奪ってしまったからじゃなかろうか。
なんとなく、市場全体で富の総量は増えていない気がするんだよなぁ……。このご時世、ロングテールの本は買えるけど、ロングテールの書店を楽しむことはできなくなりつつあるのかなぁ、と。ボーッと妄想。まとまらない。もうちょっと考えないかんな。
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