メッセージ。 - なぜ組織の中で敵対的闘争が起こるのか

# なぜ組織の中で敵対的闘争が起こるのか

小野和俊のブログ:ふたつ下のヒューマンマネジメント:5分で人をダメにする技術 - 優秀な部下の能力の芽を摘み取る無能な上司

うーん。小野さんの論点では、ぼくはどっちが良いとも言えないなぁ……。ただ思うのは、どうして職場で、こういった敵対的闘争が行われるのかということ。そこが問題じゃないかなぁ。

ぼくは、否定的な意見、反対的な意見は、グループ内部に必要だと思っている。イエスマンばかり集めると組織が腐るから。だから、言うことを聞かない部下というのは、そう悪いものではない。

「良薬は口に苦し」という。苦いものがすべて良薬とは限らないけれども、少なくとも、苦いというだけで薬を嫌ってはいけない。その薬が本当に役に立つのかどうかを見極めなければいけない。

でもこの上司は、リンク先のストーリーの中で、部下が「良薬」かどうか判断できていないように感じる。なぜならあの文章には、部下に対する憎しみがあるように思うから。苦いものが、「良薬」かどうか判断しなきゃいけないときに、憎しみがあっては判断が偏向する。

また、どんな状況であれ、憎しみで人を味方に変えることはできない。たとえ一時的に部下を掌中に収められても、心の中に生まれてしまった憎しみは消えない。それはずっと心の中でくすぶり、部下を貶め続ける。いずれ部下は潰れてしまうだろう。

部下を味方に付けたいのなら、まずは自分が彼の味方になるべきだったんじゃないかなぁ。そうやって味方を増やすことは、実はビジネスの本質だと思うのだけど。結局のところ、社内の組織も味方だし、顧客も味方だ。ビジネスというのは、イコールそういった人たちを増やすということだと思う。

まぁともあれ、ぼくにとって気を付けなきゃいけないのは、上司がこういった策を弄する人間かどうか、また、信じられるのは誰かをきちんと見極めて、立ち居振る舞いをしていかなきゃいけないということだね。ん? そんなこたぁ元から分かってるって? そうだね。この世界は、人狼BBSと、そう大きく違わない。

あまり関係ないかもしれないけど、ref: なぜ、会社と社員の利害が対立するのか?
2006-12-07 18:23:04 / ふじさわ / Comment: 0 / Trackback: 0

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