メッセージ。 - 夢の話。
# 夢の話。
先日、夢を見た。
夢の中でぼくは、どこかへ行こうとしていた。どこかへ行こうと一本道を歩いていて、そこには見知らぬ人たちもたくさんいた。
その道は、人を試すような険しさがあり、いくつか障害を乗り越えてぼくは歩いていた。しかし、しばらく行くと、そこには崖があった。
崖の向こうには道が続いており、なんとか渡らないと向こうへは行けない。周りにいる人たちも、どうやら向こうへ行けなくて立ち往生しているようだった。
ふと見ると、この崖は降りられそうだ。壁づたいに歩いて向こうへ行けそうだと感じたぼくは、とりあえず幅30cmほどの足場を見つけて飛び降りた。ところが。
その足場は思っていたより狭く、壁づたいに歩けるような余裕はなかった。「これは無理だ」と思い、壁をよじ登ろうとする。でも、どうにも上がれない。手を伸ばせば、元いた道に手が届きそうなのに、体が上がらないのだ。
「困った。どうしよう」……と思ったところで、目が覚めて気付いた。
ぼくはそういうとき、「助けてくれ」と上にいる人に声を掛けられない人間だ。「助けてくれ」と言って、「嫌だね」と返されたらどうしようと思ってしまう。そもそも崖に降りる前に、周りの人と相談してもよかったのだ。だけどぼくはそうしなかった。そうしようと思い付きさえしなかった。
いや、もし周りの人が、「よし分かった。危なそうだったら助けてやるから、降りてみな」と言ってくれても、ぼくが降りた後で、「お前のことなんて知らない」と言われたらどうしようと思ってしまう。ぼくはそういう人間だった。
夢の中でぼくは、どこかへ行こうとしていた。どこかへ行こうと一本道を歩いていて、そこには見知らぬ人たちもたくさんいた。
その道は、人を試すような険しさがあり、いくつか障害を乗り越えてぼくは歩いていた。しかし、しばらく行くと、そこには崖があった。
崖の向こうには道が続いており、なんとか渡らないと向こうへは行けない。周りにいる人たちも、どうやら向こうへ行けなくて立ち往生しているようだった。
ふと見ると、この崖は降りられそうだ。壁づたいに歩いて向こうへ行けそうだと感じたぼくは、とりあえず幅30cmほどの足場を見つけて飛び降りた。ところが。
その足場は思っていたより狭く、壁づたいに歩けるような余裕はなかった。「これは無理だ」と思い、壁をよじ登ろうとする。でも、どうにも上がれない。手を伸ばせば、元いた道に手が届きそうなのに、体が上がらないのだ。
「困った。どうしよう」……と思ったところで、目が覚めて気付いた。
ぼくはそういうとき、「助けてくれ」と上にいる人に声を掛けられない人間だ。「助けてくれ」と言って、「嫌だね」と返されたらどうしようと思ってしまう。そもそも崖に降りる前に、周りの人と相談してもよかったのだ。だけどぼくはそうしなかった。そうしようと思い付きさえしなかった。
いや、もし周りの人が、「よし分かった。危なそうだったら助けてやるから、降りてみな」と言ってくれても、ぼくが降りた後で、「お前のことなんて知らない」と言われたらどうしようと思ってしまう。ぼくはそういう人間だった。
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