メッセージ。 - おいらのZaurus環境

# おいらのZaurus環境

何かの役に立つかもしれないので、ちょっと書いときます。いま電車の中なので、メモ程度に。

まず、「これにすごくお世話になっている」というソフトは、GNU Screen(以下screen)です。sceeenは、端末での作業状態を仮想化できるソフトウェアで、1つのTerminalの中で、複数のシェルを実行できます。また、いったんTerminalを閉じて、別のマシンからsshでつなぎなおしたときなども、直前に使っていた端末での作業状態を復元できます。

たとえばぼくの場合、通勤の電車の中ではTerminalを起動してscreenを起動、その中でWebブラウズしたりコーディングしたりしておいて、自宅などにたどり着いたらTerminalを終了、自宅ではノートパソコンからsshでZaurusつなぎ「screen -x」を起動します。これで、電車の中で行っていた作業の続きからまた始められます。

「screenは端末の作業状態を仮想化できる」と書きましたが、これは端末の作業状態、つまりシェルの起動状態を複数維持できます。Zaurusの場合、メモリが64MBと少ないのでアプリを多数起動するのが苦しいですが、端末の作業状態のシェル(以下ウィンドウ)なら、6枚ぐらい開いても実用に足ります。

ぼくはscreen上で、Emacsとw3mを常時起動しており(これらは結構メモリを食うアプリケーションです)、さらにGaucheで作ったWebアプリケーションサーバー(メモ用のWiki兼用)を起動しています。さすがに、これぐらいアプリを動かしているとギリギリ感がありますが、だいたいこれで、「普通のPCの使い方」に近いことができています。

Gaucheのプログラムを書くときはEmacs上で書いています。ぼくは結構Vimも好きなほうなんですが、Zaurus上でVimを起動すると、起ち上がりが遅くて少しイライラします。そこで、普段はできるだけVimを使わず、「emacsclient ファイル名」などとしてファイルを編集するようにしています。当たり前かもしれませんが、emacsclientの起動は非常に軽いです。

Gaucheでプログラムを書いていると、頻繁にリファレンスマニュアルを見たくなります。とくにGaucheのリファレンスマニュアルは、必要十分な記述がなされており、入門用の学習から普段使いのリファレンスまでを完璧にこなせるので、使わない手はありません。.emacsにちょっと設定を追加して、Emacsの中でマニュアルを読めるようにしてあるので、なお便利です。

Gaucheのリファレンスマニュアルを読むとき、ぼくはいつも、最初に「C-s index」と打ちます。「* Function and Syntax Index::」という章に、Gaucheに標準で組み込まれている関数名がほぼすべて索引されているからです。それっぽい名前の関数を探してマニュアルの本文を読み、探しているものかどうかを調べます。

以上を書くのに、40分ぐらいかかりました。Zaurusのキーボードは多少打ちにくく、また画面も小さいなどやりにくい部分はあります。でも、電車の中でこれだけアウトプットできるというのは、けっこううれしい感じです。
2007-03-02 10:38:44 / ふじさわ / Comment: 0 / Trackback: 0

Comment

コメント投稿機能は無効化されています。

Trackback

TrackBack投稿機能は無効化されています。