メッセージ。 - 日々

# 日々

通りを歩いていたら、突然自分が裸であることに気付く。

そういう夢を、昔はよく見た。

でもあるとき、もうその夢を見るのが本当に嫌になって、
「もうこの夢見るの、やめる!」と決めた。

それでだいたい、その夢を見ることは、なくなった。


……ちょっと違うか。
「その夢を見るのが本当に嫌になって」ってのは本当は、
「その夢を見るときに感じる気持ちが本当に嫌になって」のほうが正しい。

「もうこんな気持ちを感じるのは、やめる!」と決めたのだった。

もうぼくは、通りを歩いていて自分が裸であることに気付いても、
嫌な気持ちを感じない。そういう気持ちにならない。

「そうなったらそうなったでしょうがない」。そう決めた。

もしぼくが、街中を裸で歩いてしまったとしても。
それがぼくの運命と能力の限界であり、ぼくの本当の姿だ。

裸で歩くぼくを見て、
逮捕したいのならすればいいし、蔑みたいならそうすればいい。
ぼくを殺したいのなら殺せばいいし、ぼくの一番大事なものを
滅茶苦茶にしたいのならそうすればいい。

ぼくが裸で歩くのが罪なら、そうすればいい。
夢の中でも現実でも。ぼくはいっこうに構わない。
2007-06-07 10:20:06 / ふじさわ / Comment: 0 / Trackback: 0

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