メッセージ。 - 僕もほとんど shi...
# 僕もほとんど shi...
僕もほとんど shiro さんと同じような感想です.以下まとまってないですが,付けたしというか蛇足というか… (汗)
0.99999... = 1 みたいな比較的大きな命題は,明らかに真偽が自明ではないですよね.
では,どこまで必要な公理 (天下り的に正しいとして与えられる出発点) の数を減らして,簡単なものにできるかという挑戦が,証明論とかメタ数学と呼ばれる学問領域だと思います.
まさしく「こう考えればいろいろうまくいく」体系を作ることが目的で,その体系の良し悪しもまた,証明できる命題の範囲の大きさで,厳密に検証することができます.ようするに,それが数学の本質で,一般の認識とは,単語の意味がかなり異なっているということです.
んで,その体系一つで全てをカバーできるような理論があれば,それでもう研究者の仕事は終わりなわけですが.不完全性定理により,そのような完全な体系は存在しないということが,また同じ枠組みで証明されてしまったということが,なかなか感動的というか凄いところです.これを,人間の理性の限界と悲観的にとるか,数学の永遠の発展性とポジティブにとるかは,人それぞれですが.少なくとも,数学者の仕事に終わりは無い,ということが証明されたわけです.完全な文学や絵画は存在しない,だから芸術家は日々努力し続けているわけですが,それはけして不毛なものではないですよね.
あと,人間の「納得」という感情が身体的なものであるというのは,まさしくその通りなんですけど.数学の強みとしては,人間の直観が及ばない命題に対して,機械的にその真偽を判定できるということがあると思います.つまり,普通の人間の直観を超えるような命題も,理論の力が強力ならば,凡人でも機械でも,誰でも扱えるようになるということです.
0.99999... = 1 みたいな比較的大きな命題は,明らかに真偽が自明ではないですよね.
では,どこまで必要な公理 (天下り的に正しいとして与えられる出発点) の数を減らして,簡単なものにできるかという挑戦が,証明論とかメタ数学と呼ばれる学問領域だと思います.
まさしく「こう考えればいろいろうまくいく」体系を作ることが目的で,その体系の良し悪しもまた,証明できる命題の範囲の大きさで,厳密に検証することができます.ようするに,それが数学の本質で,一般の認識とは,単語の意味がかなり異なっているということです.
んで,その体系一つで全てをカバーできるような理論があれば,それでもう研究者の仕事は終わりなわけですが.不完全性定理により,そのような完全な体系は存在しないということが,また同じ枠組みで証明されてしまったということが,なかなか感動的というか凄いところです.これを,人間の理性の限界と悲観的にとるか,数学の永遠の発展性とポジティブにとるかは,人それぞれですが.少なくとも,数学者の仕事に終わりは無い,ということが証明されたわけです.完全な文学や絵画は存在しない,だから芸術家は日々努力し続けているわけですが,それはけして不毛なものではないですよね.
あと,人間の「納得」という感情が身体的なものであるというのは,まさしくその通りなんですけど.数学の強みとしては,人間の直観が及ばない命題に対して,機械的にその真偽を判定できるということがあると思います.つまり,普通の人間の直観を超えるような命題も,理論の力が強力ならば,凡人でも機械でも,誰でも扱えるようになるということです.
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