メッセージ。 - ちょっとメモ

# ちょっとメモ

Say::So? - ノート関連の話をちらちらと読みながら思ったこと
http://d.hatena.ne.jp/b_say_so/20070719/1184821114

この話を読みながら思ったのだけど。学生がノートを取らないのは、ノートを取る意義が分かってないからなんじゃないかなぁ。かくいうぼくも、学生時代はノートをうまく取れなかったし、あまりちゃんとノートを取っていなかったほうだから、ノートを取らない学生の気持ちは、分かるような気がする。

たとえば今、自分の身を振り返ったとき。仕事の最中に紙のノートこそ取らないものの、メモ用Wikiには膨大なテキストを残している。それはなぜかというと、「メモを取らなかったことで大変困った」という体験が多かったせいである。

たとえば使っているシステム(OSとか)がエラーになって、それを解決したいとき、エラーメッセージを残しておかなかったら、誰かに何かを尋くのもままならない。またプログラミングをしていて「あの情報どこのWebページにあったかな」と思うことは頻繁にあるし、仕事中に「一年前に提出した書類、また今年も出さなきゃいけないんだけど、去年のデータ残ってないかな?」と思うこともよくある。

そういったとき、データを残しておかなければ困ってしまってほとんど仕事が進まなくなる。今のぼくにとって、ノートというのは、取っておくことが仕事でも趣味でも死活問題に直結している。でも、学生のときには、そこまでこんを詰めて何か(勉強にせよ趣味にせよ)をやっているということがなかったんだな。あのころはとくに、データを残しておかなければいけないこと、というのがあまりなかったように思う。

だから、学生がノートを取らないというのも、ぼくから見ればまぁ当然というか、しょうがないことのようにも思われる。彼らはそのことで、困ったことがないのだ。ぼくも当時、ノートを取らなくても困らなかったし(だって同じようなことが、すでに参考書に書いてある!)、全然、本当に全然、うまく使いこなせていなかった。それと同じことを、今もみんなも感じているんじゃないのかなぁ。

だからたぶん、ノートを取りなさいとか言ってもしょうがない。放っとけばいいのだ。そのことで困るという体験をしなければ、どうせ彼らの身には付かない。自分だって、最近やっと身に付いてきたところだもの。教職の側からやらなければいけないのは、むしろノートを取らない学生たちをいかに困らせ、いかに問題に気付かせる(問題を手渡し、共有する)ことなんじゃないかという気がする。

追記:b_say_soさんの文章を最後まで読んでみたら、同じようなことが書いてあった。あにゃー。
2007-07-20 08:12:18 / ふじさわ / Comment: 0 / Trackback: 0

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