メッセージ。 - ダイナミズム

# ダイナミズム

なんと表現してよいか分からなくて、いつもは「ダイナミズム」と表現している感覚がある。直接的には、「動きが感じられる」とか、「大きさを実感させられる」とかそういう意味の言葉(で、あってると思う)。ただ、ぼくが感じる「ダイナミズム」は、ちょっと違う意味で使っているような、不安というか、なにかがあって。

ぼくがダイナミズムを感じるのは、たとえばいつもとちょっと違う電車に乗ったとき。横浜から東京に行くのに、少し路線が違うだけで、全然違う風景が目に飛び込んでくる。「いつもこのビルの前ってこんなに人が歩いてた?」とか、「いつも通ってる道ってこんなにたくさんの線路が這ってるんだ」とか。

ダイナミズムを感じる状況はいくつかあるんだけど、1つには建造物の大きさや古さを感じたときが挙げられる。「いつも下をくぐる橋脚は、こんなに大きかったんだなぁ」とか、「たくさんの人があのビルの入口を毎日通ってるんだなぁ」とか。

そういうときに、「ああ、ダイナミズムだなぁ」と思う。ただ、よく分からないのが、ダイナミズムってなに?ってことだ。どうしてぼくは、そういうものを見て、ダイナミズムを感じるのだろう。昔のことを思い出すと、自分はそういうものにダイナミズムを感じてはいなかったはずなんだけど。その昔、大きな橋脚も、人の流れも、空の青さも、自分にとってはただ風景だったような気がする。
2007-10-01 11:10:18 / ふじさわ / Comment: 0 / Trackback: 0

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