メッセージ。 - 営業という仕事
# 営業という仕事
先日ものの本を読んでいたところ、近年では山本勘助という人物は存在しなかったのではないかという説が有力だったという話が書いてあった。その本の続きを読むと、ところが最近、武田信玄公のしたためた書状が発見され、上記の説が覆されたとのこと。
なんでもその書状は、武田信玄公が支配外の武将との交渉にあたって書いたものだったらしい。当時、そのような国家間の書状は、武将の腹心にあたる者が手渡しで届ける役目を負っており、まさにその任を与えられたのが勘助だったというのだ。
その本では、国家間での交渉にあたって書状を届けるという役目は当時重くとらえられていたと説明されている。というのも、書状を読んだ相手方がどのような反応を示すのか(条件を出してくるのかなど)によって、使者は臨機応変に判断をしすぐさま返事をしなければならなかったからだという。
当然、判断をくだす使者は主の考えをよく理解しておらねばならず、また咄嗟の機転で事態を有利に運べる才能を持ち合わせていなければならなかったとの由。
それを読んでなるほどなぁと思った。一方で現代のビジネスはちょっと変なような気がした。現代のビジネスにおいては、商品企画・製造部門が武将で営業部門が使者のように思われる。ところが営業部門は、商品の販売において腹心といえるほど商品製造部門と連絡を密にしているだろうか。むしろ逆のような気がする。たとえば営業の人材を、製造部門の中から選ぶというような組織はどうなんだろうか。
なんでもその書状は、武田信玄公が支配外の武将との交渉にあたって書いたものだったらしい。当時、そのような国家間の書状は、武将の腹心にあたる者が手渡しで届ける役目を負っており、まさにその任を与えられたのが勘助だったというのだ。
その本では、国家間での交渉にあたって書状を届けるという役目は当時重くとらえられていたと説明されている。というのも、書状を読んだ相手方がどのような反応を示すのか(条件を出してくるのかなど)によって、使者は臨機応変に判断をしすぐさま返事をしなければならなかったからだという。
当然、判断をくだす使者は主の考えをよく理解しておらねばならず、また咄嗟の機転で事態を有利に運べる才能を持ち合わせていなければならなかったとの由。
それを読んでなるほどなぁと思った。一方で現代のビジネスはちょっと変なような気がした。現代のビジネスにおいては、商品企画・製造部門が武将で営業部門が使者のように思われる。ところが営業部門は、商品の販売において腹心といえるほど商品製造部門と連絡を密にしているだろうか。むしろ逆のような気がする。たとえば営業の人材を、製造部門の中から選ぶというような組織はどうなんだろうか。
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