メッセージ。 - メモ
# メモ
一年ぐらい前に分かったと思ったこと。Web 2.0の本質は、「お客を馬鹿にしない」サイトってことなんじゃないだろうか。いままでのサイトは、お客に対して魚を売る一方で、魚の釣り方については一切秘密にされていた。
運営者は、「お客にはそれで十分だ」と思っていたし、「それを与えてしまうと自分が食えなくなる」と考えていた。そういうのではないロジックが、実効性をもって働く兆しが見えはじめたのがWeb 2.0だったのではないかという気がした。
----
やること:
メールにお返事。
----
教育の話。入試の国語の問題とかで、子供に対して、「あなたが思うことを、自分の言葉で書きなさい」とか言われても困るんだよなぁ。
なんでかと言うと、それまで子供は散々、逆のことをやらされてきているのだから。学校の問題はいつも、「子供らしい答え」、「男の子らしい(女の子らしい)答え」「知的で近代的な答え」を子供に対して要求する。ペシミスティックな意見や破滅思想、仏教思想、哲学的な問いなどは、求められていない。教師も学校も社会も、ときには親さえも、子供にそれを求めていない。
それは「口にしてはならぬこと」とされている。少しさとい子はそのルールを知っていてはやくから優等生を演じるし、その反対に不良に身をやつす子もいる。そのルールが我々のすべてを翻弄している。
入試で、「あなたが思うことを、自分の言葉で書きなさい」とか言われて、頭からそれを信じるやつはばかだ。あるいはそれを信じたとして、正直に思っていることを書いたとして、いったい○がもらえるだろうか。出題者がどんな人かも分からないで、どんな出題意図かも分からないで、答えられる問いなどない。無間地獄だ。
運営者は、「お客にはそれで十分だ」と思っていたし、「それを与えてしまうと自分が食えなくなる」と考えていた。そういうのではないロジックが、実効性をもって働く兆しが見えはじめたのがWeb 2.0だったのではないかという気がした。
----
やること:
メールにお返事。
----
教育の話。入試の国語の問題とかで、子供に対して、「あなたが思うことを、自分の言葉で書きなさい」とか言われても困るんだよなぁ。
なんでかと言うと、それまで子供は散々、逆のことをやらされてきているのだから。学校の問題はいつも、「子供らしい答え」、「男の子らしい(女の子らしい)答え」「知的で近代的な答え」を子供に対して要求する。ペシミスティックな意見や破滅思想、仏教思想、哲学的な問いなどは、求められていない。教師も学校も社会も、ときには親さえも、子供にそれを求めていない。
それは「口にしてはならぬこと」とされている。少しさとい子はそのルールを知っていてはやくから優等生を演じるし、その反対に不良に身をやつす子もいる。そのルールが我々のすべてを翻弄している。
入試で、「あなたが思うことを、自分の言葉で書きなさい」とか言われて、頭からそれを信じるやつはばかだ。あるいはそれを信じたとして、正直に思っていることを書いたとして、いったい○がもらえるだろうか。出題者がどんな人かも分からないで、どんな出題意図かも分からないで、答えられる問いなどない。無間地獄だ。
Comment
# 「先に、何者なのか、名を名乗れ」
それって、心理学者から「ダブルバインド」と呼ばれていることと関連しますよね。
「思うことを書け」というなら、あなたはなぜそれを私に問うのか先に聞きたいけれど、それをしてくれる人には出会ったことがありませんねえ。「思うことを書けというならその先に、何者なのか、名を名乗れ」。
#
h12oさんのおっしゃること、よく分かります。いまの世の中、ほんとうに多くの言葉が、親身じゃないんですよね。口先だけで、責任感がなくて、あまりにも軽い。「なぜあなたに尋ねたいのか?」ってところを曖昧にしたまま、問いの言葉を発する人が多いと感じます。そういうのが、見えない力になって人の心を傷付けているのだと思います。
Trackback