メッセージ。 - にゃー

# にゃー

たとえば、電車に乗っていると、たまに誰かが誰かに迷惑をかけられているシーンを見かける。いそいで電車から降りようとして人にぶつかるとか。ぶつけてしまった人が謝ればいいのだけど、謝らずに立ち去る人というのがたまにいる。

そういった場合、もし自分がぶつかられたほうだったら腹が立つ。頭に血がのぼって、はらわたが煮えくりかえるような感じがし、いっとき怒りが頭と心を支配して、さらに嫌な気持ちになる。

しかし一方で、もし自分がただそのシーンを見かけた傍観者だった場合、腹は立たない。「嫌な人がいるなぁ。ぶつかられた人は気の毒だなぁ」と思うけれども、それでおしまい。この違いはなんなんだろう。

どうして自分自身が被害を受けたときには腹が立ち、自分が傍観者だった場合には腹が立たないのか。

本来なら、どちらのケースでも腹が立っていいし、逆にどちらのケースでも腹が立たないという選択肢もありうる。
2019-12-17 09:24:03 / ふじさわ / Comment: 0 / Trackback: 0

Comment

コメント投稿機能は無効化されています。

Trackback

TrackBack投稿機能は無効化されています。