メッセージ。 - なぜ男は女を殺すのか

# なぜ男は女を殺すのか

http://blog.ameba.jp/randy/archives/000918.html
 田口ランディブログ:アメーバ的日常|アメーバjp: なぜ男は女を殺すのか
 
  テレビのニュースを見ていると、毎日のように女の人が殺されている。あるいは暴力をふるわれ、あるいは灯油をかぶり火をつけろと脅され焼死し、あるいは監禁されて首輪でつながれ……。
 (中略)
  不思議なことに男の人は、こんなに自分たちの同性が女を殺していても、それが男というセクシャリティに問題があるとはこれっぽっちも思っていないようだ。そのことからしてとても不自然だよね〜。

男と女を分けて考えないほうがいいと思う。たとえば「どうして女はそんなに殺されるかねぇ? それって異常じゃないか?」という論理さえ成り立つのだ。「オレは男だから男は正常だと擁護する」、「私は女だから男の異常性を憎む」というのではスタート地点に立てていない。

たとえばたまに、外国人の男性がこんなことを言っていると聞く(たいていは伝聞だけど)。「日本人の女の人はとてもよいです。礼儀正しく優しい。自分に女の子が生まれたら日本で育てたい。ただし、日本人の男の人はとても悪い。責任感を持たずはっきりしない。もし自分が男の子を持ったら日本では育てたくない」。

「男はなぜ女を殺すのか」という議論もこれに似ている。「日本人の女の子が礼儀正しくて優しい」のはいったいなぜだろう? 「日本人の男が責任感を持たずはっきりしない」のはいったいなぜだろう? それは、同じ理由によるものだろうとぼくは考える。女の子をよく育てる文化は、同時に男を悪く育てる文化でもあるのだ。あまつさえそれが遺伝によるものだとしても、女の子が持つ日本人の遺伝子は、同じだけ男にも受け継がれている。それを片方だけ取り出すことはできないんだ。

日本人の女はよくて男は悪いなんてのは、まるっきり表面しか見ていない。根底では同じものなのに(まぁ表面だけ欲しいのなら持っていくがいい)。それと同じように、男が女を殺すという現実には原因があって、それに女は無関係ではない。もし仮に、男というものが文化や社会とは独立に生来劣悪な存在であるとしても、それは女というものが本来持つはずだった劣悪さを、男が肩代りしているに過ぎない。

もしそれでも我慢ならんと言うならば、男を根絶やしにするしかあるまい。それで女というものが幸せに暮らしていけるなら仕方ないと思う。
2005-06-08 20:53:45 / ふじさわ / Comment: 2 / Trackback: 0

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# あ、でも男(とくに私...

あ、でも男(とくに私のようなの)が根源的に持ってる恐怖として「女の人って男性を必要としてないんじゃないか」ってのがあると思います(ふじさわさんにはきっと必要とされてる実感があると思うんですが orz)。
なので、こういう非論理的なことを言われても、正面きって批判できないずるい自分がいたりします。
2005-06-09 00:31:48 / かん / Comment: 0 / Trackback: 0

# うーん、どうかな(笑...

うーん、どうかな(笑)。
「男はこういうもんだ」とか「女はこうだ」とか、あんまり考えないほうがいいんじゃないかな。女の人が男を必要としているかどうかなんて分からないですよね。でも自分に価値があればその価値を欲しがる人もいるだろうと。

ぼくはけっこうビジネスライクに考えるほうで、自分の持つものに価値があれば結果はあとからついてくると思ってるんですよね。だから結果(女の人がぼくをどう思ってるかみたいなこと)をあれこれ悩んだりということはしないです。迎合するだけの男には、女の人も付いてこないと思いますし。

あとかんさんが問題意識を持ってることについては、「男は」、「女は」と一般論にしちゃわないほうがいいと思うんです。「自分は」とか「この人は」と考えるほうが自然だしラクだしうまくいきます。
まぁ、かんさんなら大丈夫ですよ。ふんとに。
2005-06-09 05:35:21 / ふじさわ / Comment: 0 / Trackback: 0
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