メッセージ。 - 世界は包容力を失っていないか?

# 世界は包容力を失っていないか?

先日、久しぶりに友達と飲む機会があった。
IT関係の一技術分野にかなり強く、ある方面では先端的な立場にいる友達たち。そこでmixiの話になった。4人で飲んでいたんだけど、そのうち2人はmixiのことを知らないっていう。へーそうなのかってちょっと意外だったと同時に、やっぱりそうなのかとも思った。
自分にとって普通のことは、ほかの人にとって普通ではないんだ。自分が「これくらいは知っているだろう」、「こう考えるのが当たり前だろう」と思っている限界の先に、みんなはいる。知っているから偉いのではない。何かをできるから偉いんじゃない。みんなそれぞれできることが違うし、知識も考え方も、感じ方も違うんだ。いろんな人がいることを想像できないのは、それはその人の世界が狭いからだ。包容力がないからだ。
こういうのすごく大事だと思うけど、一般にはほとんど評価されていないよね。学校では、論理的思考や身体能力、芸術的能力を評価するけど、包容力や世界観を評価することはない。なんでなんだろう。そういうことを評価してほしいとは思わないし、評価できるのかも疑問だ。だけど、そういう問題があることすら知らない人が多い(ような)のは問題だと思う。

某所の「もうそろそろ限界」コミュニティでのコメントをコピペ(ごめんなさい。だけどリンクするのもどうかと思って)。
 『誰もが自分自身の視野の限界を世界の限界だと思い込んでいる』
 -- ショーペンハウエル
2004-10-18 08:05:06 / ふじさわ / Comment: 0 / Trackback: 0

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