メッセージ。 - 村人にIT企業は運営できるか?

# 村人にIT企業は運営できるか?

http://www.otsune.com/diary/2005/08/12/1.html#200508121経由、http://blog.goo.ne.jp/hwj-sasaki/e/d6e7496f353194c6c7094652c7dfbcde
 佐々木俊尚の「ITジャーナル」:事故を引き起こした企業の側の姿勢
 
 さらに——もっとひどいことに、遠藤氏はこんなことさえ言っていた。
 
  <今回のトラブル回復でいちばん心を痛めたのは、技術系マスコミの批判に、社員がショックを受けたことだった。公表すべきかどうかを悩んだ挙げ句に、公表するリスクを読めずに出さなかった。まるで強姦被害者が、チャラチャラしていたんじゃないのと言われたような心境だった>

ふぅむ。なるほどなぁ。……つまるところ、この人は本当に、純粋な被害者として苦しんだんだろうなぁ。自分は悪くないと信じているんだ。
たとえば、あまりコンピュータに詳しくなくて、一生懸命(自分なりに)セキュリティ対策もしていて、クラックにあったらこういう心理になるのかもしれないなぁと思った。「これ以上どうすりゃええねん」と。

たしかにモヒカン族の要求する水準は高すぎるきらいがあって、技術的にも精神的にも「それは無理」というレベルになりがちな気がする。たとえばはてなの住所登録問題にしても、みんな大きく騒ぎすぎた。ぼくは、はてなの近藤さんをかなり勇敢なモヒカンだと思ってるので、あの問題のときにも、近藤さんが言うんだからそれなりに根拠があるだろうと考えた。

だけどほかの多くの人はそうじゃなかった。大騒ぎになった(モヒカン族以外の人も騒いでいたみたいだけど)。ほかの企業の社長(しかも村人)にあのレベルでディスクローズをやれるはずがないわけで、じゃあ同様の問題が起こったときに、普通のIT企業は対処できるはずがないよね(それとも、普通のIT企業には普通の客がつくから騒ぎにならないのかなぁ?)。

……とはいえ価格.comは、もっと自分に厳しくてちょうどいいぐらいだと思うけど。
2005-08-12 17:22:03 / ふじさわ / Comment: 0 / Trackback: 0

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