メッセージ。 - メディアと非対称性、リテラシー、いじめのメカニズム

# メディアと非対称性、リテラシー、いじめのメカニズム

>otsuneさん
 つまりソーシャルブックマークだけを「機会が与えられない」と表現するのは公平ではない感覚を与えると感じます

指摘はある程度正しいと思います。ただ、ぼくはこの分野の権威ではありませんし、上記は素人のたんなる「意見」ですから、これ(だけ)をベタに信じてしまう人はそれほどいないと思うんですよね。

otsuneさんが指摘されているように、非対称性という観点から、「blogとblog」や「blogと自作アンケートF」や「blogと2ch」(もっと言えば井戸端会議や紙のメディアなどでも)も同様の問題をはらむということは、たぶん多くの人にとって、上記エントリから自然に帰結されるでしょう。ただ、個人的にはSBSとほかのメディアで「大差ない」と言えるほど差が小さくないとも思うんです。

たぶんそれぞれのメディアで、非対称性の量や質が違うんじゃないかと思ってて、たまたま今回は、SBSで劇場性がうまく説明できたのでとりあえず書いてみました。SBSだけが問題だと思っているわけではないですし、ある程度読む人もそれを理解するだろうと思っています(このへんの期待値は個人的感覚に強く依存するかも)。

また、「いじめ」の話を出したのは、あくまで人間の心理が何を不快と感じるかを表現するために挙げただけであって、SBSでの否定的なコメントがイコール「いじめ」であるとは書いていないつもりです。ぼくは、はてなのひどいコメントが「いじめ」であるとは思いません。「いじめよう」という主体的な意識を(多くのケースで)SBSからいじめられる側は感じないだろうというのがその根拠です。だけど、集団によるコメントが人の心を傷付けるメカニズムは、いじめにおける攻撃のメカニズムとかなり似ていると(いまのところ)思っとります。
2005-12-07 16:01:05 / ふじさわ / Comment: 0 / Trackback: 0

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