メッセージ。 - 結局のところ、やりた...

# 結局のところ、やりた...

結局のところ、やりたいのはうまくメタデータを扱うことなんだよなぁ。たとえば住所録を作るのに、S式で書くのは面倒くさい。改行コードとか予約文字のエスケープなんかを気にしないといけなくって、普通のテキストエディタでそれをやるのは骨が折れる。また、後で読んだときの可読性が悪くなるし再利用性も問題だ。

そういうわけでメタ情報を文書に付加し、再利用を支援できるツールを作って使う。Emacsはたぶんそういう目的を果たすための道具だ。あるいはWikiも同様で、メモにメタ情報を簡単に付与できて簡単にそれを修正/再利用できるところが受けている。また、たぶんもっと普通の人にとってのEmacsやWikiがExcelだ。

メモしたい内容は人によって、あるいは場合によってバラバラだし、何を「メタ」だとして扱うかは明らかではない。あるメモが「出納」ページに書かれるべきものか、「日記」に書かれるべきか、あるいは誰かにだけ見せるべきものなのか、記録なのか揮発してかまわないワーキングエリアなのか。

そういったことを人間はいつも明確に区別できるわけではないし、メタ情報を生かすための区別(あるいはルール)が重荷になっては、メモを取るのがおっくうになってしまう(いや、目的はメモに限らず入力(もしくは出力)全般だ。

何も考えずに(つまりは後で使うことや誰に見られるかを考えずに)メモを書くのが一番気楽だ。しかし、それをしないと再利用性が悪くなる。読者のことを意識しない文章などあるだろうか?すべての文章は1人以上の読者を意識して書かれる。読者の一人目は「自分」だ。だから誰かのことを考えてメモを書く。考えすぎると書けなくなる。

じゃあどこでバランスを取ればいいのか? バランスを最適化するためには、その文書を書く目的を明確にしなければならない。では文書を書く目的とは何か?
2005-12-22 16:46:46 / ふじさわ / Comment: 0 / Trackback: 0

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