メッセージ。 - あけましておめでとうございます

# あけましておめでとうございます

年があけましたね。新年おめでとうございます。
2005年は、また結構不義理をした年になりました。……ごめんね > いろんな人。とくにあやめさんや、人狼BBS界隈の人とうまく関係できなくなったのが心残りです。

2005年、やっぱり自分の中で大きかったのは、mixiをやめたことかなぁ。「戻ってきなよ」と言ってくれる人もいたし、自分でも「へっちゃらだ」と思っていたはずなのだけど、知らず知らずのうちにバランスを崩していたみたいで。話を聞いてくれる場というものが、自分にとってはすごく重要なんだなと、感じています。何かを書くというのはすごく難しい。

そういえば、mixiをやめた理由をちゃんと説明していなかったかもしれないですね。簡単に言うと、自分が文章を書いて公開する目的に、mixiという閉じた空間が合わないということでした。

もともとWeb上で文章を公開しはじめたときには、2つの目的を考えていました。それは、(1)たくさん文章を書くことで自分の文章力を向上させたい、(2)転職をきっかけとして自分が何を考えているかを人に理解してもらう必要があるというものです。

新しい仕事は、人の文章を預ってそれを多くの人に届けるというものだったので、それにふさわしいスキルと、「なぜそれを多くの人に届けようと考えるのか」という自分自身の動機を開示する必要があると思ったのです。また、誰かの文章に手を入れるというのは繊細な作業で、ぼくという人がどういう人間かを理解してもらわなくてはうまくいかないなと感じたことも理由の1つです。

そういうわけで、しばらく手書きHTMLで日記を書いたり、Wikiを使って考えたメモを公開したりしていたのですが、あるときmixiに誘っていただくことになりました。もちろん、mixiに誘っていただいた当初から、それが上記(2)の目的にそぐわないだろうと思っていました。しかし、ある民族の文化を理解するにはその民族の一員にならなければ本質をつかめないのと同じように、mixiというものを理解することがネットの文化やムーブメントを理解する助けになるだろうとも考えました。それでmixiをはじめたのです。

結果的にぼくは必要以上にmixiにはまり、文章を書くことやネットで文章を公開するときの、心の力学のようなものを知ることができたように思います。だけど同時に、表の世界に戻ったときに、よって立つものを見失ってしまったのかもしれません。文章を書いて誰かに見せるということが、ある種怖くなってしまいました。

mixiにドップリはまっていたころから、そうなるだろうなという予感はありました。外の世界を歩くことが、何かしんどいことであるというように感じるだろうなって。でも、だからこそ、外に出なければいけないとも思ったんです。ぼくだけでなく、mixiの中にいる、あの魅力的で楽しい人たちが、いつかきっと外の世界に出てきたくなることがあるだろうと。そのときに知り合いがいたほうが、少しでも気が楽になるはずですよね。

単純すぎる考え方かもしれないですが、mixiの中を楽しくするか、それとも外を楽しくするかと考えて、ぼくは後者を選びました。つながりを閉ざしコントロールする世界と、つながりを開き身をまかせる世界。どちらも良いところがあるでしょうけど、いまぼくは、よりネットの面白さに近付ける場所、フラットに世界を見渡せる場所にいたい。

そういうわけで、2006年もこけつまろびつやっていきたいと思っています。相変わらずご心配をおかけしたりもすると思いますが、どうぞよろしくお願いします。
2006-01-01 02:47:46 / ふじさわ / Comment: 2 / Trackback: 0

Comment

# おめでとうございます

技術的なお話はわたしにはわからないのでずっと見ているだけでしたが、新年くらいはご挨拶しておこうかなーとちょっと思いました。
あけましておめでとうございます。わたしは今年もひきこもりです。えへ。
2006-01-07 06:28:17 / ぬんざ / Comment: 0 / Trackback: 0

# わ、びっくり。ぬんざ...

わ、びっくり。ぬんざさーん♪(抱きつき)
あけましておめでとうございます! っていうか、見てくれてると思ってなかったよー。うれしい。ありがとね。
ひきこもりもいいけど、また一緒に冒険したいね。ぬんざさんの一年が、楽しいものでありますように。
2006-01-07 21:05:40 / ふじさわ / Comment: 0 / Trackback: 0
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