メッセージ。 - 田舎に住む

# 田舎に住む

大学のときの友達で、岐阜の山あいに住んでいるやつがいる。同級生の2人が結婚して、男の実家であるその山あいの家に住んでるんだ。ご両親との同居ということもあって、よくもまぁ嫁いでいくよなぁと思いながら、その家に遊びに行ったことがあった。

高速道路を走って、ゴルフ場のわきを通ってそいつの家に着いてみると、不思議な静かさがあるんだよね。玄関を出た目の前に、そびえ立つ山の緑があってさ。そこからもやがあがってるんだ。「静かっていうのはこういう感じか」とでもいうような、空気の重さを感じたなぁ。

そして、その玄関を毎日くぐり、あの山と空と風の音を、体に受ける生き方がどういうものかを想像した。昔むかしの彼の先祖が、「ここにしよう」と決めただろうときのことを考えた。きっと悪くはないよなと思ったもんだ。もし自分がそこを通ったとしたら、そこにしようと思ったかもしれない。

それは、センスのよい生き方のように思えた。とりたてて絶景というわけでもないし、たしかに不便な場所ではあるだろうけど、なにか理由のようなものがそこにあるように、感じることができたんだよね。「ここは彼女を不幸にしない」と。
2006-01-13 19:15:45 / ふじさわ / Comment: 4 / Trackback: 0

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# 田舎より。

私もこの秋から岐阜の田舎に住んでますが、やっぱり悪くはないよなと思いますよ。ここの空気の重さや流れ方は大好きです。

ただ、田舎はやはり排他的なところや干渉しすぎるところも多々ありますので、他所から嫁いできたりした人には苦労も多いようです。うちの母はそれに耐え切れなかったくちです。ふじさわさん、お友達には、是非ときどき声をかけてあげてください。なかなかふだん周囲に居る人には言えない、積もり積もってるものもあるかもしれません。
2006-01-14 00:26:14 / die / Comment: 0 / Trackback: 0

# 都会にも田舎にも、い...

都会にも田舎にも、いい所と悪い所があります。
個人的な偏見ですが、首都圏は30までの間に暮らすにはいいけれども、30を過ぎたらきついだろうなあと言う思いが昔から漠然とあったり、タクシー代の為に働くような事になるのもなあ、というのも考えたので、私は地方に居着いたのです。

ただ地方にも情報やら物やらが無いとか、分野によっては交流のしようがない事もあるので、そういう時には人や情報が集まる所の方がいいですね。ですから、都市部にアクセスしやすい田舎、というのは、使い分けが出来るので理想的だと思っています。

空気もいいし、水は美味いし、景色はいいし、会社までの通勤も短い。そのおかげで晩飯作って食べる余裕はある。ただ、このへんは年長から幼少者まで揃ってガラが悪いかなあ?あとはモノ、人が少ない事によるデメリットなど、そこらが難点。ただ、都内へのアクセスは時間的、金銭的にも恵まれているので、ある程度リカバーは可能、といった所でしょうか。
2006-01-14 01:26:16 / あおしま / Comment: 0 / Trackback: 0

# お二人ともありがとう...

お二人ともありがとうございます〜。実際田舎に住まれているからか、言葉に深みがありますね。やっぱり田舎か都会か、どちらか決められるものではないですよね。ぼく自身はこの先、どこでどうやって暮らしていくかまだ方向性すら決めかねているのですが、そういうことを話せる人が身近にいて幸せだなぁと思います。

それとdieさん、アドバイスありがとうございます。友達とはずいぶん長い間連絡を取っていないのですが、声を聞いてみたいなと思いました。
2006-01-14 02:26:47 / ふじさわ / Comment: 0 / Trackback: 0

# この連載、年始から見...

この連載、年始から見てます。関連するかも。
http://www.chunichi.co.jp/wtok2/060114T0944.shtml
2006-01-16 20:35:52 / あおしま / Comment: 0 / Trackback: 0
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