メッセージ。 - マスメディアの枠至上主義
# マスメディアの枠至上主義
http://knn.typepad.com/knn/2006/01/post_3.html
そうそうそうそう! マスメディアに接するうえで、このへんを理解しておくのはすごく大事。テレビに限らず、新聞でも雑誌でも、マスメディアってワクが決まっちゃってることの弊害がけっこう大きい。
枠至上主義とでも言うのかなぁ。たとえば、新聞なんかを見ていても、文字が印刷されていないスペースはほとんどない(広告枠を除いて)。たとえその日が平和な一日で、ニュースにするような記事がなかったとしても、とにかく枠を埋めることが要求されるからだ。
だからメディアの人間は、自分の担当する枠に穴が空くことを一番恐怖する。とにかく何か、ネタネタネタ。埋められるものを探して自転車操業しているところも多い。だから神田さんが経験したようなことが起こる。
枠を埋めることを優先していると、ディレクターはまずストーリーを作って「あのネタはこれくらいの分量だな」、「ここにこのコンテンツを置いて盛り上げ、このへんを結論にしよう」とか考えざるを得なくなる。「調べてみたらこうでした。ネズミ一匹しか出ませんでした。時間余りました」みたいなのは許されない。少なからず予定調和がそこにある。
……ただね。まぁそれは仕方がないんだよ。メディアの制作現場でも、思いのほか少ない予算で作ってたりする。また、さまざまなしがらみや人間関係、組織の問題、個人の能力の問題などでうまく回らなかったりもする。すごい人もいればダメな人もいて、とにかくそれはスーパーな現場じゃない。ぼくらが日々苦労しているようなことが、メディアの現場でもたくさん起こってる。
そういう意味でね。「メディアなんてそんなもん」という感覚は持っておいたほうがいいと思うんだな。ネガティブな意味じゃなくてさ。彼らもスーパーマンじゃないってことで。こういう感覚を理解するうえで、神田さんの今回の記事はとても有意義なものだなぁと思った。
# 蛇足。よくメディアの報道を陰謀論なんかと絡めて考える人がいるけど、そういうのがないとは言わないけど、恣意性とか足並みそろえるのとか、そんなにうまくいかないような気がするですよ。
KandaNewsNetwork: ニュースの作られ方どの局も、取材時点の前で、報道したい演出を決め込んできている。そのキーワード以外は何を訴求してもムダだった。テレビはやはり、ビデオでなく、生出演でなければだめだと思った。
そうそうそうそう! マスメディアに接するうえで、このへんを理解しておくのはすごく大事。テレビに限らず、新聞でも雑誌でも、マスメディアってワクが決まっちゃってることの弊害がけっこう大きい。
枠至上主義とでも言うのかなぁ。たとえば、新聞なんかを見ていても、文字が印刷されていないスペースはほとんどない(広告枠を除いて)。たとえその日が平和な一日で、ニュースにするような記事がなかったとしても、とにかく枠を埋めることが要求されるからだ。
だからメディアの人間は、自分の担当する枠に穴が空くことを一番恐怖する。とにかく何か、ネタネタネタ。埋められるものを探して自転車操業しているところも多い。だから神田さんが経験したようなことが起こる。
枠を埋めることを優先していると、ディレクターはまずストーリーを作って「あのネタはこれくらいの分量だな」、「ここにこのコンテンツを置いて盛り上げ、このへんを結論にしよう」とか考えざるを得なくなる。「調べてみたらこうでした。ネズミ一匹しか出ませんでした。時間余りました」みたいなのは許されない。少なからず予定調和がそこにある。
……ただね。まぁそれは仕方がないんだよ。メディアの制作現場でも、思いのほか少ない予算で作ってたりする。また、さまざまなしがらみや人間関係、組織の問題、個人の能力の問題などでうまく回らなかったりもする。すごい人もいればダメな人もいて、とにかくそれはスーパーな現場じゃない。ぼくらが日々苦労しているようなことが、メディアの現場でもたくさん起こってる。
そういう意味でね。「メディアなんてそんなもん」という感覚は持っておいたほうがいいと思うんだな。ネガティブな意味じゃなくてさ。彼らもスーパーマンじゃないってことで。こういう感覚を理解するうえで、神田さんの今回の記事はとても有意義なものだなぁと思った。
# 蛇足。よくメディアの報道を陰謀論なんかと絡めて考える人がいるけど、そういうのがないとは言わないけど、恣意性とか足並みそろえるのとか、そんなにうまくいかないような気がするですよ。
Comment
# とかとか思った。
……はぁ。こんなふうに言ってくれるなんて、神田さんはとても優しい。神田さんには、「良い番組を作る」ことに協力する義務なんてないもの。こういう状況って、「ギャラはどうなるんだ!」とか怒る人だっていかねないし、今回はしゃべった部分が編集されたりもしたそうだけど、それに怒り狂う人もいるからね。
そこで怒る人って、なんか自分がどう映るかばっかり気にしている気がする。「よい番組」のこととか、考えてくれって言うのはメディア側の怠慢・傲慢なのかもしれないけど、よい番組ができれば、その人や業界にとってプラスになるんじゃないの?って思う。そのためには、それなりに双方の歩み寄りというか、信頼してみようって思う気持ちが必要なんじゃないかなぁ。
いや、神田さんのケースで発言を編集するのは良くないことのような気がするけどね。
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