メッセージ。 - インターネットで何が変わるか

# インターネットで何が変わるか

 
 文章を書く、写真を撮る、語り・対話・議論を録音する(中略)そして、その結果を皆がインターネット上に置く。ではそれで何が置こるのか。(中略)バブル崩壊と共に終了した第一次インターネット・ブーム時の結論は「何も起こらない」だった。(中略)そこに圧倒的な技術革新が起きたために、局面は一気に動いた。「何かを表現したって誰にも届かない」という諦観は、「何かを表現すれば、それを必要とする誰かにきっと届くはず」という希望に変わろうとしている。

最後のところ、そうかね? なんとなくぼくは、そう思わないなぁ。必要とする人に、必要とするものを届けるのは難しい。グーグルがいくら優れていたって、人が検索キーワードを入力しなければ、必要とするものを届けることができない。 「求めよ、さらば与えられん」、これは事実かもしれない。しかし、基本的に人は求めない。自分が何を必要としているかすら、理解している人は多くない。「面白いもの」で検索しても、面白いものは見つからない。馬を川へ連れていっても、水を飲ませることはできない。もし何かを使えば水を飲ませられるとしても、その「何か」が「グーグル」であるかどうかは、もっとよく考えないと分からない。
2006-02-27 21:59:27 / ふじさわ / Comment: 0 / Trackback: 0

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