メッセージ。 - サブカルチャーとは何か?
# サブカルチャーとは何か?
サブカルチャーとは、若い人による新しい文化であり、新しいがゆえに一段低く見られる。既存の文化に親しんだ人(その時代の大人、既得権者)からすれば、その新しい何かは異物である。自分たちの文化と違うものだから、気持ちが悪い。ちゃんと接してみれば、たとえば漫画もアニメも楽しめるだろうけど、それを一段下に置きたくなる。既得権者たちはそれを、「文化」の外に置こうとする。
「サブカルチャー」は、サブの名を冠しながらも実質的にその時代を支配する。そして時間がたち、若い人たちが年老いて既得権層になれば、サブカルチャーは「文化」に組み入れられる。そのころには、漫画やアニメといった既存のサブカルチャーとはまた別の、新しいサブカルチャーが生まれる。
インターネットもまた、サブカルチャーである。それはカルチャー/文化(ハイカルチャー)の外に置かれ、一段低いものとして扱われる。しかし実質は、ゆっくりと、しかし確実にその時代を支配してゆく。
アメリカというのは特殊な国で、サブカルチャーを容易にハイカルチャーに組み込もうとする力があるのかもしれない。beatlesは世界の音楽ビジネスを塗り替え、ハリウッドは映像エンターテイメントのスタンダードになった。しかし冷静に見れば、それは子供向けエンターテイメント以外の何者でもない。
もしそれらが日本で生まれていたなら、きっと「サブカルチャー」と呼ばれていただろう。日本という国は、サブカルチャーを「サブ」のまま内包する力学を持っている。たぶん、ほかの歴史ある国々もそうだろう。
「サブカルチャー」は、サブの名を冠しながらも実質的にその時代を支配する。そして時間がたち、若い人たちが年老いて既得権層になれば、サブカルチャーは「文化」に組み入れられる。そのころには、漫画やアニメといった既存のサブカルチャーとはまた別の、新しいサブカルチャーが生まれる。
インターネットもまた、サブカルチャーである。それはカルチャー/文化(ハイカルチャー)の外に置かれ、一段低いものとして扱われる。しかし実質は、ゆっくりと、しかし確実にその時代を支配してゆく。
アメリカというのは特殊な国で、サブカルチャーを容易にハイカルチャーに組み込もうとする力があるのかもしれない。beatlesは世界の音楽ビジネスを塗り替え、ハリウッドは映像エンターテイメントのスタンダードになった。しかし冷静に見れば、それは子供向けエンターテイメント以外の何者でもない。
もしそれらが日本で生まれていたなら、きっと「サブカルチャー」と呼ばれていただろう。日本という国は、サブカルチャーを「サブ」のまま内包する力学を持っている。たぶん、ほかの歴史ある国々もそうだろう。
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# ささやかな疑問
# それはね……。ば、ば...
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