メッセージ。 - もしきみが、それを良くしたいと本気で思っているのなら

# もしきみが、それを良くしたいと本気で思っているのなら

全然話は違うように聞こえるかもしれないけど、先日二十代前半の友人と話していたら、彼がこう言った。「うちの会社は経営が下手すぎる。もっと上手くやれるはずだ」。だけどぼくは、違うと思うのだ。そんなことを言っていてもしょうがない。ぼくはこう答えた。

『たとえば、いま世の中に、うまくいっていない夫婦はたくさんいる。もしかしたら、半分以上の夫婦がうまくいっていないかもしれない。これはなぜだろう? 外にいて「もっと上手くやれるはず」なんて言うのは簡単だ。だけど、現実に自分がその立場に立ったら、ほとんどの人はうまくやれない。そして、会社というのも同じなんだ。夫婦というのは組織であり、会社も組織なんだよ』

そして、組織とはシステムのことだ。この例と照らし合わせてみると、会社がうまく行かないのは自然なことだし、(情報)システムがうまく行かないのも、それと同じだけ当たり前のことのように思える。じゃあ、そんななかでシステムや会社をうまく行かせるにはどうすればいいのか。

ぼくだってどうすればいいかなんて分からないけど、でも言いたいのはこういうことだ。「ここで文句を言っていてもしょうがないよ。『こうすればよい』と思うことがあるならば、そう行動してみよう。あなたはその組織の一員なのだから。組織を良くしたいのなら、そのために行動する権利があるし、義務さえあるかもしれない。とにかく、ここでクダを巻いていないで、やってみよう。もしきみが、それを良くしたいと本気で思っているのなら」。
2006-03-07 19:22:49 / ふじさわ / Comment: 0 / Trackback: 0

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