メッセージ。 - もうすぐ中年に差し掛かる男どもが「王子様・お姫様ゴッコ」

# もうすぐ中年に差し掛かる男どもが「王子様・お姫様ゴッコ」

 
  東京・秋葉原で可愛らしいメード姿のお嬢さんからチラシをもらった。「新しいカウンタースタイルのメード喫茶です!」。俗にいうコスプレ喫茶? 10代に見えるメード嬢が「お帰りなさい」と優しく迎え、ご主人様(客)は彼女と楽しい話?をする。Hな店ではない。
 
  「こんな中年男が行っても良いのかな?」と聞いたら、彼女「お爺(じい)さんも来てますよ。平気! 平気!」。 「でも、普通は10代、20代がお客なんだろう?」と聞くと「そうかなあ? 30代も多いじゃん」。30代? もうすぐ中年に差し掛かる男どもが「王子様・お姫様ゴッコ」をしているのか。不気味だ。

なかなか面白い指摘。反論をすると、現実がリアリティを失ってるんだよ。この人のように、「Hな店」や「身を固める」という価値観が、最近ではリアルじゃなくなってきている。そういうものが、インセンティブを失っている。だから若い人は、そういうものを昔の人ほど欲しがらないんじゃないかなぁ。Hな店に行くことや身を固めることでは、人間の中にある空虚ななにかを埋められ(そうに)ない。いまの人たちは、そういうことに気付いてしまった。不気味なのは、オタクじゃなくてむしろ現代であり、現実なんだ。
# そして、「リアリティを失う」=「相対化」でもあるね。
2006-03-09 14:55:03 / ふじさわ / Comment: 0 / Trackback: 0

Comment

コメント投稿機能は無効化されています。

Trackback

TrackBack投稿機能は無効化されています。