メッセージ。 - 外で音楽を聞くこと

# 外で音楽を聞くこと

会社に行こうと電車に乗っていたら、目の前の席が2つ空いた。
ぼくはあと2駅で降りるので、まぁ座る気が起きないので立っていた。
そうしたら、後ろで雑談していたご婦人がたの一人が声をかけてきた。「こちら、よろしいですか?」
とっさのできごと。そのとき、僕はイヤホンをして音楽を聞きながら、しかもザウルスに集中していたのだ。

「いいですよ、どうぞ」。そう言いたいけれども声が出ない。コミュニケーションプロトコルのロードと、状況認識に少しばかり時間がかかる。イヤホンをしているので、不用意に声を出すと大きい音になりすぎるだろう。
結果としてまぁ、声を出すことはできず、なんとなく頭を下げるだけで、目を合わせることもなく意思表示をすることになった。失礼なことをしてしまったなぁ。

それで思ったのだけど、外で音楽を聞くことは、やっぱりよくない。音声が聞こえる状態というのは、コミュニケーションプロトコルを確立するために必要な最低限の条件だと思う。言葉だけでなく、いろんな媒体で人間はコミュニケーションできるけれども、音声と言葉によるものはもっとも、肌触りがよい。それを閉じるというのは、「コミュニケーションしませんよ」と言っているようなものだ。

とくに銀座線という場所では、それはよくないことだったなぁ。もうこの声は、あのお二人に届かないけど、ごめんなさい。でした。
2006-03-15 13:40:05 / ふじさわ / Comment: 0 / Trackback: 0

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