メッセージ。 - diary
2005-05-20
# Linuxカーネルの障害解析サービスが人気らしい
http://prw.kyodonews.jp/press/release.do?r=200505190430
というプレスリリース。なんだそりゃ。この不景気にけっこうな話だなぁ。カーネルの解析って、やっぱり需要があるんだろうね。難しいもの。今回のようなサービスは、オープンソースにおけるビジネスモデルの成功例になってほしい。
ソース自体はただで落ちてても、それを理解するにはコストがかかる。それと長年付き合ってきたノウハウ自体が価値だろうし、たとえばカーネルに不具合を見つけたとき、本家に「直してくれ」とお願いするにもそれなりの立場(コミュニティとの関係)が必要だ。それは本質的に価値があることなんだよ、ということを示してほしい。
Linuxカーネル障害解析サービス「VA Quest」の新規受注を一時停止-- VA Questの受注がサービス提供可能な受注数に達したため、サービスレベルの維持のために新規受注を停止 --
というプレスリリース。なんだそりゃ。この不景気にけっこうな話だなぁ。カーネルの解析って、やっぱり需要があるんだろうね。難しいもの。今回のようなサービスは、オープンソースにおけるビジネスモデルの成功例になってほしい。
ソース自体はただで落ちてても、それを理解するにはコストがかかる。それと長年付き合ってきたノウハウ自体が価値だろうし、たとえばカーネルに不具合を見つけたとき、本家に「直してくれ」とお願いするにもそれなりの立場(コミュニティとの関係)が必要だ。それは本質的に価値があることなんだよ、ということを示してほしい。
# CNETさんのイベント
http://japan.cnet.com/info/cjic2005/
CNETさんがイベントをやるらしい。このテーマ、興味なくはないんだよなぁ……。5000円かぁ。
CNET Japan lnnovation Conference 2005 Summer「ネットのエマージングサービス −サーチ、ブログ、RSS最新動向−」
CNETさんがイベントをやるらしい。このテーマ、興味なくはないんだよなぁ……。5000円かぁ。
# はてなの方法論についての私見
http://d.hatena.ne.jp/orionae/20050518
まさしく極端なんじゃないかなぁ。ほとんどの現場において、ソフトウェア工学なんて机上の空論以外のなにものでもないですよ。未熟な人員、破綻した見積もり、度重なる仕様変更。これらはアクシデントではなく、開発現場の日常です。そして、ほとんどの現場では、これがないものとして設計スケジュールを立てます。
「それじゃいかん!」という意見はごもっとも。多くの人は改善したいと思ってます。しかし、設計の現場では、デマルコの1冊も読んでいない人が8割、いや、少なくとも6割ぐらいは占めると思われます。また、大規模システムを見積りできるうまい方法なんてないし、人員に高いレベルを要求するのも無茶です。お客さんは作ってる途中で仕様変更したがるものだし。
こういった状況の中で、どう設計やドキュメントを「生きたもの」にするか。少なくとも「容認できる程度には低くない品質」のソフトウェアを作るか。それがアジャイルやXPなんじゃないかと思います。はてなみたいに、優秀なハッカーが集ってるところでは、それに適した作り方というものがあるんじゃないでしょうか。naoyaさんの意見は、現場にいた一人の人間として(一応情報工学を勉強したものとしても)、そう不思議なものとは感じませんでした。
なぜ「ソフトウェア工学」という学問が存在するのでしょうか。他の工学・学問はどうでしょう?「機械工学」「土木工学」、さらに医学とか薬学とかはどうでしょう?もしある人が「自分は薬品を混ぜていろんな物質を作るのを愛してるんです。いろんなアイデアがわいてきて、そうやって作ったこの薬はこの症状にはすごく効くんですよ。」って言って提供する薬を、それを作った人が一切薬学や分子工学の知識が無いとわかっていて、あなたは人に薦められますか??また、ある人が「自分は日曜大工が好きで、どんな家でも作れるんだ。いろいろアイデアが浮かんでさ。こんど10階建てのホテルを自分で作ったんだけど、泊まりに来る?建築工学?構造力学?そんなの好きじゃないからぜんぜん知らないや。」あなたはそのホテルを責任を持って沢山の人に紹介できますか?極端なようですが、上記ブログでnaoyaさんが述べられているのは、まさに同じことです。
まさしく極端なんじゃないかなぁ。ほとんどの現場において、ソフトウェア工学なんて机上の空論以外のなにものでもないですよ。未熟な人員、破綻した見積もり、度重なる仕様変更。これらはアクシデントではなく、開発現場の日常です。そして、ほとんどの現場では、これがないものとして設計スケジュールを立てます。
「それじゃいかん!」という意見はごもっとも。多くの人は改善したいと思ってます。しかし、設計の現場では、デマルコの1冊も読んでいない人が8割、いや、少なくとも6割ぐらいは占めると思われます。また、大規模システムを見積りできるうまい方法なんてないし、人員に高いレベルを要求するのも無茶です。お客さんは作ってる途中で仕様変更したがるものだし。
こういった状況の中で、どう設計やドキュメントを「生きたもの」にするか。少なくとも「容認できる程度には低くない品質」のソフトウェアを作るか。それがアジャイルやXPなんじゃないかと思います。はてなみたいに、優秀なハッカーが集ってるところでは、それに適した作り方というものがあるんじゃないでしょうか。naoyaさんの意見は、現場にいた一人の人間として(一応情報工学を勉強したものとしても)、そう不思議なものとは感じませんでした。
# 退屈な作業はミスしやすい
http://www02.so-net.ne.jp/~greentea/pre.html
さすがバカ征くさん、いいことを言うなぁ。
ブ厚い仕様書を読んでコードを書き起こすなんて、退屈な作業ですよ。退屈な作業はミスしやすいし、仕様書を満たすことが目的になりがち。つまり、『動きゃいい』ってことになりがち。本当の目的はいいシステムを作ることなのに。
さすがバカ征くさん、いいことを言うなぁ。
2005-05-19
# お使いのWiki、セキュリティは大丈夫ですか?
http://jvn.jp/jp/JVN%23465742E4/index.html
やべぇ。自分の作ったものにも脆弱性の心当たりあり! はやく直さなきゃ!
Wiki クローンにおけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性
やべぇ。自分の作ったものにも脆弱性の心当たりあり! はやく直さなきゃ!
2005-05-18
# オトコとオンナ
http://d.hatena.ne.jp/zozo_mix/20050418#1113841500
切れ味がいいなぁ。そうそう。そうなんだよ。アレ、困るんだよねぇ。モノとかヒトとかならまだいいけど、関係性という扱いづらいものを好むから、女の子はやっかいだ。……でもね。この人の言葉をなぞれば自然にそこに行きつくけど、結局(そういう)女の人は、「関係性」を愛するその先に、自分をこそ愛してるんだよ。
この感覚は真実を突いていると思うけど、決定的な自己矛盾もはらむ(意識的にやっているのかもしれない)。文章のオモテヅラは男や関係性を愛しているように書かれている。だけどぼくには、「愛してほしい、愛してほしい」と聞こえる。
悲しいけれど、断言してもいい。「世の中のオンナは、オトコよりも『ジブン』の方が好きなのだ」。女性がどんなに男性を愛そうとも、それは男性のためではない。自己愛のためだ。ボク達「オトコ」は「自己愛」に負けたのだと認めねばならない。我々男性がどんなに女性を愛そうとも、ヤツらはボク達より「グッチ」や「化粧品」や「お金」とかの方が、好きなのだ。どんなときでも自分を愛してくれるから。
我々オトコノコは、オンナを好きでいる限り、一生「片思い」みたいなモンなのだ。なんて報われないのだろう。彼女らは、報われることを一番に望んでいる。彼女らが望んでいるのは、「ボク」ではない。報われることだ。そういう愛し方が「愛」と呼ばれているので、結局両者は一生「片思い」でしかないのだ。
じゃあ、オンナノコはなにを愛するかと言えば、それは「関係性」だ。オンナノコは「モノ」ではなく、「対象」と「自分」との間にできる「関係性」を愛するのだ。
切れ味がいいなぁ。そうそう。そうなんだよ。アレ、困るんだよねぇ。モノとかヒトとかならまだいいけど、関係性という扱いづらいものを好むから、女の子はやっかいだ。……でもね。この人の言葉をなぞれば自然にそこに行きつくけど、結局(そういう)女の人は、「関係性」を愛するその先に、自分をこそ愛してるんだよ。
この小説を読んだとき、アタシは悟った。悲しいけれど、断言してもいい。「世の中のオトコは、オンナよりも『モノ』の方が好きなのだ」。アタシ達「オンナ」は「無機物」に負けたのだと認めねばならない。我々女性がどんなに男性を愛そうとも、ヤツらはアタシ達より「レコード」や「潜水艦」や「アルバコア・ガトー級」とかの方が、好きなのだ。
この感覚は真実を突いていると思うけど、決定的な自己矛盾もはらむ(意識的にやっているのかもしれない)。文章のオモテヅラは男や関係性を愛しているように書かれている。だけどぼくには、「愛してほしい、愛してほしい」と聞こえる。
悲しいけれど、断言してもいい。「世の中のオンナは、オトコよりも『ジブン』の方が好きなのだ」。女性がどんなに男性を愛そうとも、それは男性のためではない。自己愛のためだ。ボク達「オトコ」は「自己愛」に負けたのだと認めねばならない。我々男性がどんなに女性を愛そうとも、ヤツらはボク達より「グッチ」や「化粧品」や「お金」とかの方が、好きなのだ。どんなときでも自分を愛してくれるから。
我々オトコノコは、オンナを好きでいる限り、一生「片思い」みたいなモンなのだ。なんて報われないのだろう。彼女らは、報われることを一番に望んでいる。彼女らが望んでいるのは、「ボク」ではない。報われることだ。そういう愛し方が「愛」と呼ばれているので、結局両者は一生「片思い」でしかないのだ。
# ネットの闇はどこにある?
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/special/s05/20050510tv01.htm
「面白かった」と思って日記に書こうとしたら、こんなタイトルだった……(内容読んでるうちに、タイトルって忘れますよね?)。うーん。ありがち。ありがちな認識とイヤらしさだなぁ。あまりセンセーショナルな書き方はしたくないけど、ネットには闇もあれば日向もある。でも、「ネットの日向」という表現は見たことがない。
結局ね。普通の大人の人にとって、目を向けたくなるような面白い要素は、「ネットの闇」でしかないんだろうなぁと思う。自分がネガティブな用途にしか使わないから、他人もそのように使うのだと思いたがる。そして、誰かの失敗を笑いたくて、自分の不安を隠したくてしょうがなくなるのだと思う。だから「ネットの闇から生徒守れ」なんて面白いタイトルが出てくるんだ。「点検しよう」だなんて、どんな悪趣味だ。おえーっ!!!!
と、それはいいとして。内容が案外面白かったのだった。高校生が興味本位でアダルトサイトにアクセスして架空請求が来ちゃったとか、携帯電話を持っている生徒と持ってない生徒の間でのルールとか。そりゃそうだろうなぁという感じで面白かった。いまでこそネットの技術に詳しくなって自衛してるけど(それこそ石橋を叩いて渡りたいから詳しくなった部分もあるのだけど)、自分が高校生だったら、きっといろいろなことに悩んだり困ったりしていただろうなと思う。
ネットのことはそれなりに知っているつもりだけど、誰かの視点に立ってものごとを見るのはやっぱり難しい。それがそこにあることを気づかせてくれたという意味で、この記事は面白かった。……それにしても、
(1)ネットの闇から生徒守れ : 点検しよう 子どもの情報環境 : 特集 : 教育 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
「面白かった」と思って日記に書こうとしたら、こんなタイトルだった……(内容読んでるうちに、タイトルって忘れますよね?)。うーん。ありがち。ありがちな認識とイヤらしさだなぁ。あまりセンセーショナルな書き方はしたくないけど、ネットには闇もあれば日向もある。でも、「ネットの日向」という表現は見たことがない。
結局ね。普通の大人の人にとって、目を向けたくなるような面白い要素は、「ネットの闇」でしかないんだろうなぁと思う。自分がネガティブな用途にしか使わないから、他人もそのように使うのだと思いたがる。そして、誰かの失敗を笑いたくて、自分の不安を隠したくてしょうがなくなるのだと思う。だから「ネットの闇から生徒守れ」なんて面白いタイトルが出てくるんだ。「点検しよう」だなんて、どんな悪趣味だ。おえーっ!!!!
と、それはいいとして。内容が案外面白かったのだった。高校生が興味本位でアダルトサイトにアクセスして架空請求が来ちゃったとか、携帯電話を持っている生徒と持ってない生徒の間でのルールとか。そりゃそうだろうなぁという感じで面白かった。いまでこそネットの技術に詳しくなって自衛してるけど(それこそ石橋を叩いて渡りたいから詳しくなった部分もあるのだけど)、自分が高校生だったら、きっといろいろなことに悩んだり困ったりしていただろうなと思う。
ネットのことはそれなりに知っているつもりだけど、誰かの視点に立ってものごとを見るのはやっぱり難しい。それがそこにあることを気づかせてくれたという意味で、この記事は面白かった。……それにしても、
みたいなことって本当にあるんだねぇ。出会い系なんか、サクラしかいないと思ってるのに。こういうことを知ってしまうと、少しでも期待を持ってしまうわおいなにをするやめふじこ。ある女子中学生の携帯電話を見ると、幅広い年齢の男性の顔写真が「まるで写真集のように」登録されていた。いずれも出会い系サイトなどで交際を申し込んできた男性。女子生徒はこの中から相手を選び、売春していた。
# コードも書かない人に言われたくはない
http://blogs.da-cha.jp/momokuri.php?title=codefest_2005_japan&more=1&c=1&tb=1&pb=1#comments
メンタリティとして、momokuriさんの言いたいことは非常に共感できる。それを煽りぎみで諌める小飼さんは過剰反応の印象だなぁ。「コードも書かない人」ってのは正確な言い方じゃなくて、コードを書くその先にあること、「ものを作る」ということ(もちろんそこには、いろんな意味が含まれてる)を含めて共有できない人ということじゃないのかな。ぼくはmomokuriさん支持で。
…それにね。今回小飼さんは、momokuriさんの実績を知らないで下手を言っている。小飼さん、分が悪いと思うよ。
だからこそ、CodeFestを日本で開く応援をしたい、推進派になった。人材育成とか、日本発のOSSとか、コードも書かない人に言われたくはない。一緒に取り組んでいる仲間を増やすこと、同じ空間と時間を共有して、フリーソフトウエアの世界を確かに広げた実感を共有すること、それこそが醍醐味ではないか。
メンタリティとして、momokuriさんの言いたいことは非常に共感できる。それを煽りぎみで諌める小飼さんは過剰反応の印象だなぁ。「コードも書かない人」ってのは正確な言い方じゃなくて、コードを書くその先にあること、「ものを作る」ということ(もちろんそこには、いろんな意味が含まれてる)を含めて共有できない人ということじゃないのかな。ぼくはmomokuriさん支持で。
…それにね。今回小飼さんは、momokuriさんの実績を知らないで下手を言っている。小飼さん、分が悪いと思うよ。
2005-05-11
# ぼくだったらただ怒るな
2005-05-10
# MLの過去ログに個人情報が?
http://slashdot.jp/articles/05/05/08/1022242.shtml?topic=57
という話題。興味があるのであとでじっくり読もうっと。
スラッシュドット ジャパン | 個人情報保護を理由としたMLの過去ログ公開停止
という話題。興味があるのであとでじっくり読もうっと。