メッセージ。 - diary
2007-03-28
# あーーーっと!
「あっちの山に金塊が埋まってたよ」に重大な抜けがあったよ! 「きみも行って、取ってきたらどう?」って言うのは、たしかに人の心を動かせないと思う。でも、「一緒に取りに行かない?」なら、とてもいいと思う。
つまり、あの文章では「何も言わないほうがいい」って書いちゃってたけど、そうじゃないってこと。あなたが何かを言いたくなってしまうことや、いままで何かを言ってきたことは、間違いじゃない。それらは、「一緒に取りに行かない?」だから。です。すんません。
つまり、あの文章では「何も言わないほうがいい」って書いちゃってたけど、そうじゃないってこと。あなたが何かを言いたくなってしまうことや、いままで何かを言ってきたことは、間違いじゃない。それらは、「一緒に取りに行かない?」だから。です。すんません。
2007-03-27
# 記号を好きにならないでほしい感じ
Say::So? - 前回切れすぎなので補足いたしますが
ああ、これ分かる。でも、こういうのを分かってくれる人って、案外いないんだよなぁ……。(たぶんみんな心のどこかでは分かってるんだろうけど、流されてしまってるんじゃないかなぁ。)
「ねぇ、私のどこが好き?」って聞かれたとき、「目が好き」とか、「優しいところが好き」とか言うのは、あまりリアルじゃないような気がする。リアルじゃないというか、本気じゃない。
好きってのはもっと感覚的で、でも深くて、言葉にできないものなんじゃないかな。「目が好き」とか、「優しいところが好き」とかはさ、明日には変わってしまうかもしれないでしょ?
もしあなたが、明日、「もっと目が綺麗な人を見つけた」とか、「嫌な面も見つけた」とか、そういうことが起こったとしても。ぼくは、あなたにぼくを好きでいてほしいし、自分もあなたを好きでいたい。
それは、もっと深いところにある変わらないものを、大事にするってことだと思うんだよね。雨が降り風が吹いて春が来るように、カンガルーにポケットがあるように*1、深い谷底を風が吹くように、そうありたい。
記号ってのはさ。そういう深い感覚(アナログな感覚)を、捨象してしまう。記号なんて捨ててとは言わないけど、記号以外のなにかも、もうちょっと大事にしてほしい。
*1 (c)小沢健二「すぐに会えるかな?」
まぁあえていうなら「女性だから欲望する」のはやめてくれ、と思う。「私だから欲望する」のであればまだましなような気がする。私という人間に対して向かう感情ならば。記号に欲望するというのに拒否感があるんだろうな。きっと。
ああ、これ分かる。でも、こういうのを分かってくれる人って、案外いないんだよなぁ……。(たぶんみんな心のどこかでは分かってるんだろうけど、流されてしまってるんじゃないかなぁ。)
「ねぇ、私のどこが好き?」って聞かれたとき、「目が好き」とか、「優しいところが好き」とか言うのは、あまりリアルじゃないような気がする。リアルじゃないというか、本気じゃない。
好きってのはもっと感覚的で、でも深くて、言葉にできないものなんじゃないかな。「目が好き」とか、「優しいところが好き」とかはさ、明日には変わってしまうかもしれないでしょ?
もしあなたが、明日、「もっと目が綺麗な人を見つけた」とか、「嫌な面も見つけた」とか、そういうことが起こったとしても。ぼくは、あなたにぼくを好きでいてほしいし、自分もあなたを好きでいたい。
それは、もっと深いところにある変わらないものを、大事にするってことだと思うんだよね。雨が降り風が吹いて春が来るように、カンガルーにポケットがあるように*1、深い谷底を風が吹くように、そうありたい。
記号ってのはさ。そういう深い感覚(アナログな感覚)を、捨象してしまう。記号なんて捨ててとは言わないけど、記号以外のなにかも、もうちょっと大事にしてほしい。
*1 (c)小沢健二「すぐに会えるかな?」
2007-03-26
# 試合に勝って勝負に負ける
江川達也さんの漫画『日露戦争物語』が面白くって、あの時代の物語などをいくつか読んでみた。そこで知ったんだけどさ。戦争の勝敗というのは、「相手の戦艦を何隻沈めた」とか、「相手の将兵を何人やっつけた」とか、そういうことではないんだって。
戦争の勝敗で一番大事なのは、いかに有利な講和条件を引き出すかや、いかに世界に、自国の利を認めさせるかにある。たとえば日清戦争でいうと、日本は武力で中国軍を圧倒しながらも、中国側の戦略によって決着を長引かせられ苦しんだ。戦争が長引けば、漁夫の利を狙うイギリスやフランスなどが介入してきて、政治や経済の世界で不利な立場に立たされてしまう。
だから日本軍は、早く戦争を決着させるべきだった。それは、「相手の戦艦を早くたくさん沈めるべきだった」ということではなくて、政治・外交などの手段を使って素早く有利に事を納めるべきだった。子供どうしのけんかでもそうだけど、結局のところ戦争や喧嘩の勝利というのは、いかに相手の戦意を喪失させるかなんだ。「相手の腕をへし折った」とか「相手を泣かせた」とか、そういうことでは全然ない。
ところが、多くの人はそういうことが分かっていない(将校や将軍、政治家にさえそういう人が多い)。彼らの頭は、「戦争や喧嘩に勝つことイコール目の前の相手が泣いて頭を下げること」という理屈に染められていて、目の前の戦いに一生懸命になってしまう。「相手の戦艦を沈めたぞ」と言っては喜び、「相手に意地悪をしてやろう」といっては目をつり上げる(そしてたいしたものを得ることなく戦い終わる)。
これは結局のところ、「試合に勝って勝負に負けた」という状態だ。ぼくが見る限り、パレートの法則じゃないけど8割の人は試合のことばかり気にしていて、勝負や、試合と勝負の関係には気付いていない。……気付いていないというか忘れているというか。
それは。それはそれでいいと思うよ。他人の人生なんだから、ぼくが口出しすることじゃない。だからぼくは、なにも言わない。
戦争の勝敗で一番大事なのは、いかに有利な講和条件を引き出すかや、いかに世界に、自国の利を認めさせるかにある。たとえば日清戦争でいうと、日本は武力で中国軍を圧倒しながらも、中国側の戦略によって決着を長引かせられ苦しんだ。戦争が長引けば、漁夫の利を狙うイギリスやフランスなどが介入してきて、政治や経済の世界で不利な立場に立たされてしまう。
だから日本軍は、早く戦争を決着させるべきだった。それは、「相手の戦艦を早くたくさん沈めるべきだった」ということではなくて、政治・外交などの手段を使って素早く有利に事を納めるべきだった。子供どうしのけんかでもそうだけど、結局のところ戦争や喧嘩の勝利というのは、いかに相手の戦意を喪失させるかなんだ。「相手の腕をへし折った」とか「相手を泣かせた」とか、そういうことでは全然ない。
ところが、多くの人はそういうことが分かっていない(将校や将軍、政治家にさえそういう人が多い)。彼らの頭は、「戦争や喧嘩に勝つことイコール目の前の相手が泣いて頭を下げること」という理屈に染められていて、目の前の戦いに一生懸命になってしまう。「相手の戦艦を沈めたぞ」と言っては喜び、「相手に意地悪をしてやろう」といっては目をつり上げる(そしてたいしたものを得ることなく戦い終わる)。
これは結局のところ、「試合に勝って勝負に負けた」という状態だ。ぼくが見る限り、パレートの法則じゃないけど8割の人は試合のことばかり気にしていて、勝負や、試合と勝負の関係には気付いていない。……気付いていないというか忘れているというか。
それは。それはそれでいいと思うよ。他人の人生なんだから、ぼくが口出しすることじゃない。だからぼくは、なにも言わない。
2007-03-25
# 恋のから騒ぎ
個人的には、ホンコンさんにMVPをあげてほしかったなぁ。だってホンコンさん、頑張ってたもん。実際ホンコンさんは面白かったし、最後のほうはそれなりに可愛かった。アマノくんと2人で、すごい笑いのレベルを引っ張りあげてたと思う。綺麗どころは、番組が終わった後も別媒体とかに出てくるときがあるけどさ(小林麻耶ちゃんと麻央ちゃんとか)、お笑い系のキャラはもう見られなくなるから残念だ。ホンコンさんはとても面白かったし、味わいがあったし、頑張ってた。本当に、もう見られなくなるのが残念だと思わせる人だった。
2007-03-23
# 意地悪告白
あのね、ぼくは本当は本当に意地悪だから、こう思うの。もし嫌いな人がいて、どうしようもなく腹が立って、その人のこと滅茶苦茶にしてやりたいって思ったとき、実際にどんなことをしてやればいいか、どうやって報いればいいか。一番いいのはね、「何もしないこと」だと思うんだ。相手に怒ったり、手をあげたりするよりも、何もしないのが一番相手を傷付けることになると思う。それは、無視するとかそういうことじゃなくってね。普通に接する。自分らしさや、自分が本当に思っていることを極力相手に見せない。普通の人が普通はそうやるように接する。不快に感じても相手にそれを伝えないし、そもそもスイッチを切って、不快さを自分の心に生じさせない。それが、「何もしないこと」。何もしないと、相手と一緒にいる時間を極力減らすことができるし、相手のことを記憶にとどめたり考えたりする時間も減らせる。そうすることが、相手を一番傷付けることになると思うんだ。あるいは。日本語には、「傷付く、傷付ける」という言葉の反対語がないのが不便だね。
ぼくにとって、嫌いってそういう感じ。 好きって感じについては、前に書いたよね。あ、これだ。
ぼくにとって、嫌いってそういう感じ。 好きって感じについては、前に書いたよね。あ、これだ。