メッセージ。 - diary
2006-12-18
# ランキングについてメモ
winter note - ランキングの魔力
この人の視点、好きだな。透明感があって伸びやかだ。あ、まぁ、それはいいとして。ランキングというのは結局、群れを作るためのものなんだと思う。ランクを付けるためには、そのカテゴリを俯瞰して全体の状況を理解している必要がある。「ここからここまでがカテゴリだよ」と線引きしなければ、「上位何番」ってのは判断できない。
雑誌やマスメディアがランキングを発表するのは、まさにカテゴリを規定するモノだからなんだよね。ある意味、文化の中心地と言ってもいい。ある人たちの好むコンテンツや、好む人を集めて載せて、皆の視線をそこに集めようとする。そのための手段としてランキングは有効だし、逆にユーザーは、ランキングを見て群れの全体像を知って安心する。
ぼくも雑誌で、「オープンソースソフトウェアのランキング」みたいなのをやってはどうかと考えたことがある。でも結局は、やらなかった。だって、オープンソース世界の全体がどこまでかを知ることなんてできないし、やることが正しいとも思えない。ランキングを作るということは、群れを肯定してそこの長になると宣言するようなものだ。
「群れ」に積極的に参加したい人がいるなら、ランキングもいいかもしれない。でもたぶん、オープンソースやネットに興味を持つ人たちは、そういうものに大きな興味を示さない。中心など存在しないし、端も存在しない。そういう特性が、オープンソースやネットを面白くしてるんじゃないかと考えたことがあって、いまもそうだと思っている。
ランキング自体はあっていいと思うし、群れというのは必要なものなんだと考えている。ただそれは、必要とされる場所や時期があって、あえてかき混ぜたり、混沌とさせておくことが必要なときもある。
この人の視点、好きだな。透明感があって伸びやかだ。あ、まぁ、それはいいとして。ランキングというのは結局、群れを作るためのものなんだと思う。ランクを付けるためには、そのカテゴリを俯瞰して全体の状況を理解している必要がある。「ここからここまでがカテゴリだよ」と線引きしなければ、「上位何番」ってのは判断できない。
雑誌やマスメディアがランキングを発表するのは、まさにカテゴリを規定するモノだからなんだよね。ある意味、文化の中心地と言ってもいい。ある人たちの好むコンテンツや、好む人を集めて載せて、皆の視線をそこに集めようとする。そのための手段としてランキングは有効だし、逆にユーザーは、ランキングを見て群れの全体像を知って安心する。
ぼくも雑誌で、「オープンソースソフトウェアのランキング」みたいなのをやってはどうかと考えたことがある。でも結局は、やらなかった。だって、オープンソース世界の全体がどこまでかを知ることなんてできないし、やることが正しいとも思えない。ランキングを作るということは、群れを肯定してそこの長になると宣言するようなものだ。
「群れ」に積極的に参加したい人がいるなら、ランキングもいいかもしれない。でもたぶん、オープンソースやネットに興味を持つ人たちは、そういうものに大きな興味を示さない。中心など存在しないし、端も存在しない。そういう特性が、オープンソースやネットを面白くしてるんじゃないかと考えたことがあって、いまもそうだと思っている。
ランキング自体はあっていいと思うし、群れというのは必要なものなんだと考えている。ただそれは、必要とされる場所や時期があって、あえてかき混ぜたり、混沌とさせておくことが必要なときもある。
2006-12-15
# Binary 2.0カンファレンス2006に行ってきました
面白かったです。みんなすごいなぁと、歯噛みしながら見てしまいます。
で、ええとそれはいいとして、終わった後はりょうせいさんと塚本さんとご飯でした。いやー、人って違うもんだなって、勉強になりましたね。自分にとっては自明なことが、相手にとって全然自明じゃなくて、言いたいこともなかなか伝わらなかったです。
なーんて書くと否定的に聞こえるかもしれないけど、本当すごく勉強になりました。そういう風に話ができるって、貴重だと思います。伝わらないってのは結構しんどいことで、でも彼らとだからこそ、しんどい会話からぼくは学ぶことができると思うんですよね。
で、ええとそれはいいとして、終わった後はりょうせいさんと塚本さんとご飯でした。いやー、人って違うもんだなって、勉強になりましたね。自分にとっては自明なことが、相手にとって全然自明じゃなくて、言いたいこともなかなか伝わらなかったです。
なーんて書くと否定的に聞こえるかもしれないけど、本当すごく勉強になりました。そういう風に話ができるって、貴重だと思います。伝わらないってのは結構しんどいことで、でも彼らとだからこそ、しんどい会話からぼくは学ぶことができると思うんですよね。
2006-12-13
# ちかごろのわたくし
「もう仕事やめる!」とか言いながら、ズルズルと会社にいるふじさわです。なんかねー、職場が変わって、いままでとは結構違う仕事を割り振られました。システム半分、企画半分みたいな感じなんですけど、ラクですねー。いままでは、「システムのことやりたーい!」って内心思いつつ、実際はそっちに時間を割けない状態だったのですよね。
でもいまは、ぼく以外にシステム分かる人がいないということもあって、なんでもありという感じです。積読になっている本に目を通したり、気になっていた技術トピックを掘り返したりと、結構楽しくやっています。もちろん企画系の仕事もあるわけですけど、扱うテーマが身近で、「ここは自分の庭だ」といった感じです。
あとはやっぱり、何にしても新しいというのはうれしいですね。同じところに長くいると、どうしてもやる気が減退してしまう質なので、「新しいところで新しいことをやってる」というだけで生産性が上がります。ただ、その代わりというか、ネットにつながりにくい環境になっちゃったので、Webの巡回などはだいぶアクティビティが落ちています。
でもいまは、ぼく以外にシステム分かる人がいないということもあって、なんでもありという感じです。積読になっている本に目を通したり、気になっていた技術トピックを掘り返したりと、結構楽しくやっています。もちろん企画系の仕事もあるわけですけど、扱うテーマが身近で、「ここは自分の庭だ」といった感じです。
あとはやっぱり、何にしても新しいというのはうれしいですね。同じところに長くいると、どうしてもやる気が減退してしまう質なので、「新しいところで新しいことをやってる」というだけで生産性が上がります。ただ、その代わりというか、ネットにつながりにくい環境になっちゃったので、Webの巡回などはだいぶアクティビティが落ちています。
2006-12-10
# 夢の話。
先日、夢を見た。
夢の中でぼくは、どこかへ行こうとしていた。どこかへ行こうと一本道を歩いていて、そこには見知らぬ人たちもたくさんいた。
その道は、人を試すような険しさがあり、いくつか障害を乗り越えてぼくは歩いていた。しかし、しばらく行くと、そこには崖があった。
崖の向こうには道が続いており、なんとか渡らないと向こうへは行けない。周りにいる人たちも、どうやら向こうへ行けなくて立ち往生しているようだった。
ふと見ると、この崖は降りられそうだ。壁づたいに歩いて向こうへ行けそうだと感じたぼくは、とりあえず幅30cmほどの足場を見つけて飛び降りた。ところが。
その足場は思っていたより狭く、壁づたいに歩けるような余裕はなかった。「これは無理だ」と思い、壁をよじ登ろうとする。でも、どうにも上がれない。手を伸ばせば、元いた道に手が届きそうなのに、体が上がらないのだ。
「困った。どうしよう」……と思ったところで、目が覚めて気付いた。
ぼくはそういうとき、「助けてくれ」と上にいる人に声を掛けられない人間だ。「助けてくれ」と言って、「嫌だね」と返されたらどうしようと思ってしまう。そもそも崖に降りる前に、周りの人と相談してもよかったのだ。だけどぼくはそうしなかった。そうしようと思い付きさえしなかった。
いや、もし周りの人が、「よし分かった。危なそうだったら助けてやるから、降りてみな」と言ってくれても、ぼくが降りた後で、「お前のことなんて知らない」と言われたらどうしようと思ってしまう。ぼくはそういう人間だった。
夢の中でぼくは、どこかへ行こうとしていた。どこかへ行こうと一本道を歩いていて、そこには見知らぬ人たちもたくさんいた。
その道は、人を試すような険しさがあり、いくつか障害を乗り越えてぼくは歩いていた。しかし、しばらく行くと、そこには崖があった。
崖の向こうには道が続いており、なんとか渡らないと向こうへは行けない。周りにいる人たちも、どうやら向こうへ行けなくて立ち往生しているようだった。
ふと見ると、この崖は降りられそうだ。壁づたいに歩いて向こうへ行けそうだと感じたぼくは、とりあえず幅30cmほどの足場を見つけて飛び降りた。ところが。
その足場は思っていたより狭く、壁づたいに歩けるような余裕はなかった。「これは無理だ」と思い、壁をよじ登ろうとする。でも、どうにも上がれない。手を伸ばせば、元いた道に手が届きそうなのに、体が上がらないのだ。
「困った。どうしよう」……と思ったところで、目が覚めて気付いた。
ぼくはそういうとき、「助けてくれ」と上にいる人に声を掛けられない人間だ。「助けてくれ」と言って、「嫌だね」と返されたらどうしようと思ってしまう。そもそも崖に降りる前に、周りの人と相談してもよかったのだ。だけどぼくはそうしなかった。そうしようと思い付きさえしなかった。
いや、もし周りの人が、「よし分かった。危なそうだったら助けてやるから、降りてみな」と言ってくれても、ぼくが降りた後で、「お前のことなんて知らない」と言われたらどうしようと思ってしまう。ぼくはそういう人間だった。