メッセージ。 - diary
2006-03-29
# ついにHaskellとOCamlをインストールしてしまった
どきどき。ついにZaurusにHaskellをインストールしてしまった。実は一週間前には、OCamlもインストールして、チュートリアルを読んだのだった。どっちか使えるようになるかなぁ。
http://park8.wakwak.com/~sohgetsu/cgi-bin/wiki.cgi?page=Zaurus
それで、なぜかいま「入門Haskell」が手元にあるのだけど、これけっこう読みやすくていいですね。解説の順番がリーズナブルな感じ。これをベースにしばらく勉強してみますっ!
http://park8.wakwak.com/~sohgetsu/cgi-bin/wiki.cgi?page=Zaurus
それで、なぜかいま「入門Haskell」が手元にあるのだけど、これけっこう読みやすくていいですね。解説の順番がリーズナブルな感じ。これをベースにしばらく勉強してみますっ!
# 天才のエネルギー
ふぅ。天才タイプの人と仕事をしているとつかれるなぁ。面白いけど。
ある種の天才は、自分の非凡さを空気のように感じてしまっていて、自分の感じ方がほかの人にも(容易に)分かると思っている。
「ほかの人にも分かるだろう」という信頼が強いと、まわりの人はびっくりしながらも、心地良くその人に接することができる。
その一方で天才は、「自分は絶対に分かってもらえない」という絶望を抱えていたりもして、周りの人をはらはらさせる。
*
だから、「『技術』ではなく『うまさ』という表現にしてほしい。文法的に正しくなければそのままでもいいです」と言われても困るのです。それは、文法的には間違っていないんだけど、意味論が間違っているから。間違っているという言い方も語弊があるけど、普通じゃない表現や、普通じゃない世界の解釈を唐突に開陳しても、普通の人には理解できない。
ニュアンスを表現したいのは分かる。分かるけど、「分かる人にだけ分かる」という表現を避けるのがぼくの仕事でもある。だからねぇ、あまり肩に力を入れすぎず、間を取ってくれればなぁと思う。「まぁこんなもんだろう」と思ってほしい。「ここまで分かるはず」と欲張らずに。普通の人は、そんなに分かれないし、伝わるってもっと難しいことだと思うから。そしてぼくは、一応あなたの味方のつもりですよ。
# でもねぇ。間を取れないのが天才でもあるのだろう。
ある種の天才は、自分の非凡さを空気のように感じてしまっていて、自分の感じ方がほかの人にも(容易に)分かると思っている。
「ほかの人にも分かるだろう」という信頼が強いと、まわりの人はびっくりしながらも、心地良くその人に接することができる。
その一方で天才は、「自分は絶対に分かってもらえない」という絶望を抱えていたりもして、周りの人をはらはらさせる。
*
だから、「『技術』ではなく『うまさ』という表現にしてほしい。文法的に正しくなければそのままでもいいです」と言われても困るのです。それは、文法的には間違っていないんだけど、意味論が間違っているから。間違っているという言い方も語弊があるけど、普通じゃない表現や、普通じゃない世界の解釈を唐突に開陳しても、普通の人には理解できない。
ニュアンスを表現したいのは分かる。分かるけど、「分かる人にだけ分かる」という表現を避けるのがぼくの仕事でもある。だからねぇ、あまり肩に力を入れすぎず、間を取ってくれればなぁと思う。「まぁこんなもんだろう」と思ってほしい。「ここまで分かるはず」と欲張らずに。普通の人は、そんなに分かれないし、伝わるってもっと難しいことだと思うから。そしてぼくは、一応あなたの味方のつもりですよ。
# でもねぇ。間を取れないのが天才でもあるのだろう。
2006-03-28
# クレクレ君第2弾 メモリ解放してホシス
Gauche関連でついでにもう1つ。
GaucheでWebサーバーを作っているのですけど、コードのどこかでメモリリークしているような気がするんです(Gaucheが悪いんじゃなくて、まずは自分のコードを疑っとります)。
それで、コードをシェイプアップしてどこがまずいのか調べてるんですが、次のコードでもうすでに×な感じです。
テストの方法としては、
- 上記を実行してから
- 「ps auxw | grep gosh」などとしてメモリ使用量を確認
- 「ab -n 10000 http://localhost:8082/」(Apache Benchで10000回アクセス)
- 「ps auxw | grep gosh」などとしてメモリ使用量を確認
という感じです。
Zaurus上のGauche 0.8.3だけでなく、x86上のGauche 0.8.6でも確認しましたが、現象が出ているような気がしました。あるいは調べ方が間違ってるのかもしれません。継続して調べるつもりですが、いかんせん時間がなく、これから仕事の佳境に入ることもあって、ここで一旦クレクレ君することにしました。スミマセン。
GaucheでWebサーバーを作っているのですけど、コードのどこかでメモリリークしているような気がするんです(Gaucheが悪いんじゃなくて、まずは自分のコードを疑っとります)。
それで、コードをシェイプアップしてどこがまずいのか調べてるんですが、次のコードでもうすでに×な感じです。
#!/usr/bin/env gosh(use gauche.net)(let1 ssocket (make-server-socket 'inet 8082)(let loop ((csocket (socket-accept ssocket)))(let ((iport (socket-input-port csocket))(oport (socket-output-port csocket)))(read-line iport)(display "HTTP/1.0 200 OK\r\nContent-type:text/html\r\n\r\nO.K." oport)(socket-close csocket))(loop (socket-accept ssocket))))
テストの方法としては、
- 上記を実行してから
- 「ps auxw | grep gosh」などとしてメモリ使用量を確認
- 「ab -n 10000 http://localhost:8082/」(Apache Benchで10000回アクセス)
- 「ps auxw | grep gosh」などとしてメモリ使用量を確認
という感じです。
Zaurus上のGauche 0.8.3だけでなく、x86上のGauche 0.8.6でも確認しましたが、現象が出ているような気がしました。あるいは調べ方が間違ってるのかもしれません。継続して調べるつもりですが、いかんせん時間がなく、これから仕事の佳境に入ることもあって、ここで一旦クレクレ君することにしました。スミマセン。
2006-03-27
# セキュリティとか、まわりの人の感覚とか
ちょっと古い話だけど、ひろみちゅによるブログからFUDへ? 眞鍋かをりは30個の「スパイウェア」のうちcookieの数を明らかにせよという記事について。
このストーリーに登場する人物のうち、一番悪いのはスパイウェア検出ソフト売り業者のような気がする。セキュリティ分野の偉い人、ブルース・シュナイアーも言っているように、セキュリティはシステムじゃなくてプロセスなんですよね。
対策ソフトウェアをインストールしただけじゃダメってことで。安全な道具を使うだけじゃなくて、それを使う人間のほうも、正しい知識をもって継続的に努力しなきゃいけないんですよね? そう考えると、スパイウェア検出ソフト売り業者というのはおかしいんですよ。
ユーザーに正しい知識を与えるという意識が感じられないから。セキュリティは、システム(道具)とプロセス(使い方)の両輪があってこそ。にもかかわらず、ソフトの業者はシステム(道具)だけ売れればよいという考え方に見えます。悪く言うと二枚舌だと思うんですが……、こんなもんなんですかね?
「まぁそんなもん」という考え方もあるでしょうけど。なんか気持ち悪いんですよね。もっと、モヒカン的な仕事をしてくれる会社があったらいいのになぁと思います。
Winny関連の話題でも、最近、Winny対策ソフトウェアの類をたくさん目にするようになりました。会社の人と企画会議をしていたら、肯定的にそれを見ている人もいるみたいなんですよね。「Winny対策ソフトはたくさんあって分かりにくいから、それを整理してみんなに紹介しよう」とか言って。
一方で世の中には、「Winny特需」という言葉があるようで。ぼくなんかはやっぱり、この言葉のほうに共感してしまうんですよ。そんなものを、みんなに紹介するなんて無責任なんじゃないのかなぁと。ほんとにいろんな人がいて、自分が正しいとは言わないけど、やっぱりそういうのは嫌なので、どうしたもんかなぁと身動きが取れなくなってしまいます。
スパイウェア検出ソフト売り業者たちは、製品を実行しても何も検出されないという事態を避けるため、わざとcookieをスパイウェアに含めることにしている。
このストーリーに登場する人物のうち、一番悪いのはスパイウェア検出ソフト売り業者のような気がする。セキュリティ分野の偉い人、ブルース・シュナイアーも言っているように、セキュリティはシステムじゃなくてプロセスなんですよね。
対策ソフトウェアをインストールしただけじゃダメってことで。安全な道具を使うだけじゃなくて、それを使う人間のほうも、正しい知識をもって継続的に努力しなきゃいけないんですよね? そう考えると、スパイウェア検出ソフト売り業者というのはおかしいんですよ。
ユーザーに正しい知識を与えるという意識が感じられないから。セキュリティは、システム(道具)とプロセス(使い方)の両輪があってこそ。にもかかわらず、ソフトの業者はシステム(道具)だけ売れればよいという考え方に見えます。悪く言うと二枚舌だと思うんですが……、こんなもんなんですかね?
「まぁそんなもん」という考え方もあるでしょうけど。なんか気持ち悪いんですよね。もっと、モヒカン的な仕事をしてくれる会社があったらいいのになぁと思います。
Winny関連の話題でも、最近、Winny対策ソフトウェアの類をたくさん目にするようになりました。会社の人と企画会議をしていたら、肯定的にそれを見ている人もいるみたいなんですよね。「Winny対策ソフトはたくさんあって分かりにくいから、それを整理してみんなに紹介しよう」とか言って。
一方で世の中には、「Winny特需」という言葉があるようで。ぼくなんかはやっぱり、この言葉のほうに共感してしまうんですよ。そんなものを、みんなに紹介するなんて無責任なんじゃないのかなぁと。ほんとにいろんな人がいて、自分が正しいとは言わないけど、やっぱりそういうのは嫌なので、どうしたもんかなぁと身動きが取れなくなってしまいます。
2006-03-26
# 日本のソフトウェアエンジニアは不幸か?
・儲かるビジネスモデルを経営者が打ち出せない・業界自体がゼネコン体質だからこのようになってしまった
(上記テキストは適宜編集しています)
……はぁ。そうなんだよね。やっぱりそう感じている人はいるんだよ。でも、ぜんぜん改善しないし、そういう問題を指摘する日記を書いていても、ほとんど反響はないんだよなぁ。なんでじゃろ。
もうひとつ共感する記事を見つけたので一緒にメモ。
システム開発でネックになることの1つに、顧客の要求が汲み取れないということがあります。顧客がなにを考えているのかわからない、顧客は「なんとなく」しか理解していない。よって、システムが完成したときに「わたしの欲しかったモノはこれではない」*1となってしまう。
2006-03-25
# 今後はもっと増える? 書いているときは人格が変わるタイプ
この人、私のこと嫌いなのかなと思っていると、その人の書くウェブ日記の文体も同じような、常にちょっと何かに苛立っているような文体だったりする。なんだ、そういう人だったのかとあらためて驚く。一緒に食事したこともあるし、飲みに行ったこともある。対面の時はすごく感じいい人だけど、文章になるとちょっと別人格になるみたいだ。
ああ、ああ、ああ。これは本当に困ったもんです。ふじさわは昔ある人に「日記を読むかぎり、もっと怒っている人なのかと思っていた」と言われてギクッとなった。shinoさんとのファーストコンタクトも、だいぶ感じが悪かった。書いているときは人格が変わるなんて、なんかちょっと、ダメ男みたいじゃないですか。お酒を飲んで暴れるオヤジと、変わらないですよ。だから、ええと、うーんと。こんな日記書きそうになったのだけど、隠しときますねっ☆